豆は「しあわせ」のタネである

【北海道/上士幌町】くらかけ豆の枝豆が届く!

村上農場から届きました

くらかけ豆をご存知でしょうか? 写真をご覧ください。

わかりにくいかもしれませんが、緑色の平べったい豆に馬の鞍をかけたような黒い模様が入っています。全部黒く見えるのもありますが、端っこのほうに一部、緑色もあります。

このお豆、東北では浸し豆のように食べられるそうです。岩手出身・東京在住の友人Nちゃんも大好きな豆。

その くらかけ豆の若穫りの枝豆を、村上知之農場長が送ってくださいました。7月に豆類時報の取材で北海道を訪れた際、後半にお訪ねしたのが村上農場でした。

農場長に畑を案内していただき、枝豆のこともお訊ねしました。すると、村上農場では販売用に枝豆の栽培をするのではなく、大豆(くらかけ豆も大豆の仲間)になる前の豆を若穫りして食べるそう。

大豆は、ほかに音更大袖振大豆なども栽培されています。「枝豆、どれがおいしいですか?」と訊ねると、「くらかけ豆がおいしいですよ。まだ若いうちに穫って食べるんだけど、これがプリッとしておいしくて‥‥」と、にっこり。「農場長、私も食べたいです! それ、時期がきたら販売していただけませんか?」「いいですよ、送りますよ」と、なかば強引に‥‥

待ちに待って、ようやく「時」がやってきました。

 

ダンボールを埋め尽くす、枝付きの枝豆

村上農場の大箱が届いてすぐ、ワクワクしながら開封すると‥‥

見て〜、こ〜んなに枝豆!

私のリクエストどおり、枝付きで送ってくださったのですね!!

そして、枝豆の底には、とうもろこし「スペシャルスイート」も潜んでおりました。

農場長、ありがとうございます! しかも、無農薬栽培で育てられた枝豆です。

うれしい。うれしい。あ〜、うれしい。と思いながら、両端チョンチョン、おおよそ300g、まずは自分用の試食から。相変わらず、私は「蒸し焼き」でいただいています。

取材時に、農場長と一緒に回った畑で育った「くらかけ豆」の枝豆。「農場長、ありがとうございます」と何度もつぶやきながら調理し、ふわ〜っと広がる豆の香りをかぎながら、おおよそ10分たつのを待ちました。

くらかけ豆の枝豆、くらかけ豆自体が、さほど流通している豆ではありません。ですから、くらかけ豆の枝豆が出回ることは、まずありません。農家さんだけが味わうことのできる枝豆です。

その貴重な枝豆を分けていただいて‥‥ うれしいばかり。

くらかけ豆の特徴を感じさせる枝豆は、少し薄型でした。豆は黒大豆の枝豆のように、やや黒みを帯びた緑色。加熱を終えて直ぐの熱アツと、少し時間をおいて温かいのと、常温まで冷ましてみたのと食べました。

私の好みでは、くらかけ豆の枝豆は、温かいうちに食べるのがおいしい!

ほんと、プリッとしてます。とうもろこしの若いのを食べてるみたいで、おいしいの。「平豆」特有の小粒な豆が、ぷりっとした食感で「オイラは豆だよ〜」とはしゃいでいるのが浮かんできます。

 

くらかけ豆の枝豆は、えだ豆ワークショップの2回目に受付を手伝ってくださったKさんを招いて、一緒にたくさん味わいました。スイートなとうもろこしも、かぶりつきでおいしくいただきました。

ポテサラの彩りにしたり、コーン炊き込みごはんにしたり楽しんでいます。農場長、ありがとうございます!

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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