豆は「しあわせ」のタネである

海蔵寺で精進料理を味わう

舟屋のある伊根町へ

小冊子『凛』の取材で、京都府の遠い海辺の町へ行きました。市内からクルマで約2時間半、伊根町に訪れるのは3回目です。その3回とも、パーフェクトに伺っているのが、丘の上にある曹洞宗のお寺『海蔵寺』。天野祐至ご住職が迎えてくださいます。

今回は、発行元の参事さんとカメラマン、私の3人で出向きました。

 

精進料理2品とその作り方を教えていただく取材。調理も撮影も無事に済んで、リクエストをお願いしていた天野ご住職お手製の精進料理フルコースをいただきました。

この料理がのる漆塗りのお椀は、古民家の改築時に蔵の中から運び出された明治元年製、金が蒔かれたお宝です。総和9つの器それぞれに、住職自ら育てられた野菜や椎茸、芋などをふんだんに使って作られています。

豆っぽい食材は、左上の炊き合わせに厚揚げ、その右は蕎麦に自然薯、右端に豆乳寒天、2段目左は白和え、真ん中はごま豆腐、お隣に天ぷらや大豆ミートの唐揚げ、3段目の左端はお赤飯! お漬物、若竹汁に豆腐がたっぷり‥‥

思えば精進料理って、豆製品が登場するシーンが多いです。いえ、私のために多く使ってくださったのでしょうか‥‥?

 

薦池大納言のお赤飯

お赤飯を見つけてニッコリな私に、「とっておきの薦池(こもいけ)大納言を使いましたよ」と、ご住職。

「あ〜、すごい! こもいけ大納言ですか! え〜、うれしい!!」と、浮かれました。

世間では、流行り言葉のように「おもてなし」という単語が使われていますが、本当の「おもてなし」というのは、こういうことなのだと思います。相手を知り、相手を喜ばせるために心を尽くす‥‥

天野ご住職、本当にありがとうございました(^^)

9椀すべて完食し、しあわせな取材となりました。

 

仕事を終えて、「あそこへ行けば、あったよ」と案内してくださった道の駅は、残念ながらアイドルタイムで閉まっており、薦池大納言を購入すること叶わず。やっぱり「幻のあずき」と言われるだけあって、そう易々とは手に入らないのでした。

それはそれとして、伊根町と海蔵寺、天野ご住職とクルトン(犬)と‥‥、

やっぱり私にとって「伊根町=天野さん」だなと思います。天野さん、ありがとうございます!

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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