豆は「しあわせ」のタネである

食育・料理研究家の坂本廣子先生を追悼し

キッズキッチンのインストラクター養成講座で、鯵をさばく試験

昨夜、キッズキッチン協会よりメールをいただきました。坂本廣子先生の訃報を伝えるメールでした。

6月28日に肺血栓症で永眠されたとのこと。なぜ、昨夜まで知らなかったのか‥‥ ご無礼を感じました。今にして思うと、お亡くなりになられた6月28日は、福岡での仕事の帰りに、私は新幹線で神戸を通っています。

生前の坂本先生にお会いしたのは、昨年9月2日、キッズキッチン インストラクター養成講座【応用編】で、アジを三枚おろしにして調理、盛付けをする試験の日でした。

魚を左頭にせず、自己流で右向きにおろしていたら、まず、そこからチェックが入りました。魚を形のままさわることを避けて通ってきたから、その前の1〜2ヵ月は本当に練習しました。15匹、20匹、何匹もの鯵が私のおなかに納まり、実家の母や友人たちまで巻き込んで、鯵な日々を経て臨んだ試験で‥‥

(坂本先生が直してくださった盛付けです)

 

絶対に落ちたと思いました。ショックでした。だけど、せっかく仕事を調整して神戸まで行ったのだから、鯵以外を聞き漏らさないよう、しっかり勉強しようと思ってメモをとり続けました。

坂本先生のお話は、小さい人(子ども)たちへの愛に満ちていました。物ごころつく頃に、料理を通じて子どもたちの創造性や人間性が育まれていくことを、坂本先生から直に教わりました。

ただ、講義のとき、先生が何度も咳をされていたのが、今になったら思い出されます。先生は講義の途中で、マスクを着けられました。

 

坂本先生と豆

私が坂本先生に関心を抱いたのは、「子どもの脳の発達には豆がいい」と書かれた原稿を目にしたからです。

その後、京都でのご講演をお聴きし、大阪でも防災のご講演を拝聴し、そしてキッズキッチンの勉強を通じて、坂本先生のお考えを広く知りたいと思いました。

防災食に羊羹を加えること、ひよこ豆の粉・ベサンは小麦粉アレルギーの子どもにも食べてもらえること、大豆や味噌の話、‥‥途中から先生の豆以外のお話にも関心は広がりました。

講座で提出した大豆と枝豆レポートの添削は「塩分が多すぎる」と書いていただいていました。

 

坂本廣子先生、お空の上でも食育や料理のことを考えておられますか? 71歳で永眠されましたが、やりたいことがまだたくさんあられたのでしょうね。

昨日からキッズキッチンで学んだ資料や、ブログに書いたことなどを見返しています。インストラクターの修了証をちょうだいし、あんなにダメダメだったのに‥‥と、却って落ち込んだことが思い出されます。

また、鯵を買ってきて、いま一度、先生のご指導を思い出しながらさばいてみようと思います。

 

坂本先生のご逝去を悼み、ご冥福を心よりお祈り申し上げます。   五木のどか

 

 

豆なブログでは下記に、坂本廣子先生のエピソードなどを書かせていただきました。

坂本先生、たくさんのことを学ばせていただき、ありがとうございました。

2017.9.3 http://mame-lab.jp/kids_kitchen3/

2017.7.1 http://mame-lab.jp/kids_kitchen/

2017.5.31 http://mame-lab.jp/banana_castella/

2017.5.30 http://mame-lab.jp/h-sakamoto2/

2017.4.4 http://mame-lab.jp/kk_kisohen/

2017.3.11 http://mame-lab.jp/post-4687/

2017.3.4 http://mame-lab.jp/sakamoto_hiroko_san/

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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