8月15日「御霊おこわ」を作りました
74回目の終戦記念日
私にとっての戦争の記憶は、祖父の話と中学2年の平和教育です。胸が苦しくなりました。大人になると、原爆記念日や終戦の日を思うものの、平和ボケしてスルーしていました。
ここ数年です。終戦の日を考えるようになったのは。黒飯を知って、黒飯の作り方を覚え、それが「御霊おこわ」と呼ばれることなども知って、終戦の日の行動につながりました。不順ですが、豆から入って行動が変わりました。
本来の黒飯は、仏事に供されるごはんで、餅米の「おふかし」に黒豆を混ぜたもの。
黒飯については、こちらに記載しています。
毎月1日と15日は赤飯の日。と言い続けている私ですが、8月15日だけは赤飯ではない気がするのです。
黒飯(御霊おこわ)の作り方/炊飯器バージョン
〔材料〕餅米1.5合 精白米0.5合 塩 小さじ1/4
黒い豆の水煮 大さじ2〜3 塩 少々
〔作り方〕
①黒い豆の水煮を用意する。1晩水浸けして、鍋に豆、水、塩少々を入れて茹でる。
黒大豆、黒千石(雑穀売場で売られている小粒の黒い大豆)、黒小豆、黒いんげんなど
②餅米と白米を合わせて水洗いし、ザルにあげて30分ほどおく。
③炊飯器の「おこわ」目盛りで②を水加減し、塩を加えて「おこわ」モードで炊飯。
白おこわが炊き上がったら、①の豆を水切りし、炊飯器のおこわに混ぜて再度ふたをし、10分ほど蒸らす。
④器によそい、好みで白ごまをふる。
※黒い豆を、餅米や白米と一緒に炊飯すると豆の色がごはんに移り、薄紫色〜濃い紫色になります。黒飯をつくるときは、炊き上がったごはんに黒い豆を混ぜてください。
台風の影響で
今年は黒豆の用意ができておらず、黒飯を作ろうと思ったものの豆がない。買いに行くにも強風と強い雨降りで‥‥ ふと考えて、いただきものの蒸し豆ミックスを使いました。
ミックスには、大豆、青えんどう、紅大豆、ひよこ豆、黒大豆が入っていました。そこから黒大豆を取り出して、炊き上がりのおふかしに混ぜて蒸らし、完成。
黒豆の数が少なかったから、お供えの分にだけ混ぜました。
季節の移ろいと、日々の出来事が、豆といっしょに進んでいます。
「マツコの知らない世界/枝豆の世界」をご覧になった見知らぬ方々から、ブログやFacebook等に多数ご連絡をいただいております。温かいメッセージをありがとうございます。
私ひとりで、皆さまからいただくリクエストにお応えすることは叶いませんが、豆のある暮らしでつながっていけたらいいなと思います。枝豆に加えて、おいしい豆がたくさんあります。よろしかったら、ちょっと手を伸ばしていただけるとうれしいです。
私はこの黒豆おこわは法事の時よく作ります。
昨日の令和初の終戦の日は神妙になりも武藤しました。
平和が続きますように。
髙橋さま
8月15日、私たちにとって特別な日が、平成、令和生まれの人たちにも忘れられないよう、昭和の人間として「平和」の有り難さと意味を、伝えていきたいと思います。
仏事の黒豆入りおふかしを「黒飯」、8月15日のだけは「御霊おこわ」と呼ばせてもらっています。