豆は「しあわせ」のタネである

防災おやつ「バナナカステラ」を食べました

防災おやつ

先日の坂本廣子先生のご講演中に、参加者にサンプルとしてちょうだいした「防災おやつ」、うさぎちゃんの袋に入った保存のきくカステラです。

 

 

このおやつの素晴らしいところは、

①原材料に白餡が使われています。バナナカステラの中に餡が入っています。

白餡の材料は白いんげん豆、白いんげん豆は必須アミノ酸をはじめ、ミネラル分を多く含みます。災害時に必要な食糧の確保が難しいとき、子どもたちの脳の発達を止めないためにも、足りない分の食事を豆類に置き換えることは良いと、坂本先生がおっしゃっておられました。

 

②衛生的に食べられます。

バナナカステラの細長い袋は、裏側に切り込みが入っていて、そこを引っ張ると虹の絵のところで開封できます。カステラを押し出すように食べ進めると、最後までお菓子に手をふれることなく完食できます。水が出ない、ウェットティシューもないようなとき、ばい菌だらけの手で食べ物をさわることは危険です。

 

③2歳でも開けられる食育パッケージ

高校生ビジネスアイデアコンテスト2008で、最優秀賞を受賞したパッケージだそうです。大阪市立扇町総合高等学校の生徒さんのアイデアが採用されています。

2008年に高校生だった子たちも、いまではお母さん、お父さんになっているかもしれません。自分たちのアイデアおやつが商品化され、我が子に食べさせることができるって、うれしいでしょうね〜。

 

④坂本廣子先生のお墨付きです。

坂本先生に紹介されると、どんな商品でも試してみたくなります。(^^)

 

 

バナナカステラは、なつかしの味

自分でもバナナカステラを食べてみました。正直な感想です。

子どもの頃に食べたチューインガムのような香り。白あんも生地もけっこう甘く感じます。でも、これを口にするのは災害時です。今日の私のように普通どおりに食事をして、パソコンに向かって仕事をしながら食べるのを目的にしたおやつではありません。

それに、食べる対象は小さな子どもたち。かわいい動物の絵、バナナのかたち、ふわふわカステラにバナナの香りがする甘いあんこ。地震や水害などで食べ物に困るとき、こんなおやつをいただけたら、泣きべそも吹き飛びますね。(^^)

 

*このバナナカステラは大阪府焼菓子工業組合の推薦付きで、門真市の株式会社リマさんが販売されています。

 

豆を使った子どものおやつが、これからもっと増えていけばいいなと思います。あんこも◎、それに加えて、あんこ以外の豆なおやつも登場してほしいなと願います。(^^)

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  1. 2019年 6月 17日

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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