豆は「しあわせ」のタネである

入山とうふの「京あげ」と、おくどさん燃料

「京あげ」を買いに

ご近所の「入山とうふ」さんへ、おあげを買いに寄りました。ご主人はお留守で、もんぺ姿の姪っ子さんが店番をしておられました。

「おあげ、ください!」

「大きいのですか?」「あの‥‥、いつものおあげ‥‥」

「これですよね?」「あ、はい。それです!」

京豆腐 入山 京あげ 280円でした。このおあげが、美味しいのです(^^)

おあげの袋に書いてあります。「創業 文政年間 滋野井の水使用」

おとうふの大半は、お水です。大豆と水、そこにニガリが少々。水の存在は、大きいですよね。それに加えて、入山さんの場合、今も「おくどさん」でおあげを揚げておられます。

店の中にデ〜ンと、おくどさんが据わっています。以前、毎日新聞で取材させていただいたとき、聞いたのを覚えています。「おくどさんの燃料は、大工さんから端材を分けてもらう」というお話でした。

そんなことを思い出したのは、店の横を通るとき、これを見たから。

いつものように一度通り過ぎて、「え、あ、あれ‥‥!」と引き返し、中を覗くと‥‥

ほら、ね。本当に材木の端材が、お店の横にありました!

なぜピンときたかと言うと、私も大工の娘だから。むかし、父がトラックの後ろにこんな端材をいっぱい乗せて帰ってきていたのです。燃料として、けっこう良いのです。大き過ぎないから、火が着きやすい。便利です。

「入山とうふの豆腐は、おくどさんでできている。おあげもね」の感覚が、いっそう強くなりました。

 

豆乳鍋に、おあげも投入

昆布出汁と塩を温めて、豆乳、牛乳、水菜‥‥ そこに、入山さんのおあげも加えました。

蓋をして、よ〜く火が通ってから「いただきます!」

牛肉より、おあげのほうが好きでした。

油抜きすることなく、そのまま鍋に加え、短時間煮込んで「さぁ、どうぞ」のタイミングが、超おいしい!

あげの周りが程よくやわらかくなって、ハリは残しつつ、中の肉厚な豆腐素材が温かくやわらかくて、出汁をすって、豆乳の味もして‥‥ とうふ用の出汁醤油をチョンと垂らしても、ホントにおいしい。

肉より、おあげばかりお替わりしました。こんなんだったら、おあげと水菜の豆乳鍋でもよかったやん‥‥

 

入山さんの京あげ、好きです。ごちそうさまです。次は、ご主人にも会えますように‥‥

 

入山とうふ 京都市上京区椹木町通油小路東入東魚屋町347

TEL 075-241-2339 日曜、月曜定休日 営業時間は 朝〜18:00

*前に書いた毎日新聞「とうふ屋のある町は いい町だ」の入山さん記事は、コチラ

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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