豆は「しあわせ」のタネである

夏の定番 からしとうふ

下鴨「手づくりとうふ すがい」さんへ

毎日新聞「とうふ屋のある町は いい町だ」の取材で昨年お世話になったとうふ屋「すがい」さんへ、久しぶりに行ってみました。下鴨・一本松バス停近くのお店へ夕方伺うと、お父さんとお母さんが迎えてくださいました。少しお話をして好きなとうふと、すがいさん手づくりのおかずを分けていただきました。

左上から、手づくりのおかず「ブロッコリーのぬた和え(だったと思います)」300円、「実山椒とうふ」、右下「からしとうふ」「葛とうふ」、合わせて1,430円でした。顔見知りの特権か、小さいおあげのセットをおまけしていただきました。すがいさん、いつもありがとうございます!

 

夏の定番「からしとうふ」

すがいさんの夏の定番であり、京の夏に見かける「からしとうふ」は、おおかたどこの店も6月から9月くらいの間でつくられています。まるで冷やし中華のように「からしとうふ はじめました」と書いてあると、「あぁ、夏だな」と反応するようになりました。

やっぱり京都の夏は、からしとうふですね。

からしとうふをご存知ない方のために‥‥ 小さなお椀をひっくり返したような形のとうふの中に、辛子が入っています。お店によっては、辛子を海苔で包んで入れてあるお店も。

すがいさんのからしとうふは、こんな感じです(パックに入っているから上がやや平らになっていますが、出来たばかりは、まぁるいお椀型)。とうふ表面に布目も見えますね。

上部に青海苔がかかり、断面には海苔で包んだ辛子が入っているのが見えます。(断面下部についているのは切るときに包丁に着いたであろう海苔の一部。ちゃんと取り除いて撮らないと‥‥)

一般的な食べ方は、お皿に醤油を垂らし、中の辛子を溶いてとうふに付けて「あぁ、鼻にツ〜ンとくる」とか言いながら、食べます。個人的には、醤油をつけると とうふの味が負けてしまうから、何もつけずに辛子のないところを食べて、途中から辛子をちょっとずつつけながら食べるのが好きです。

 

からしとうふ分布を聞く

6月11日(火)の夜、北京料理の東華菜館 洛北店で開催された「洛桃会」に、会長の菅井宏央さんからお誘いいただきました。おいしい北京料理のコースをいただきながら、からしとうふの話題にもふれてくださいました。

「辛子の入ったおとうふをつくるのは、石川県、岐阜県、愛知県、京都だったと思います。最近は広がっているかもしれません。石川では茶碗豆腐という名で呼ばれているようで、このあたりが発祥の地の一つかもしれません。長野県北部にもつくっているところがあるようです」と、お聞きしました。ひろお先生、ありがとうございます!

 

石川県の茶碗とうふ、食べたことあります! 去年、七尾の茜屋さんでいただきました。あのとうふが、からしとうふの始まりとすると‥‥ 安土桃山〜江戸時代に活躍した絵師・長谷川等伯が、七尾から京都にやって来たように、石川県から京都に来たどなたかが、茶碗とうふのつくり方を京都人に教えてくださったのかもしれません。

からしとうふのおかげで、歴史を知る‥‥ 有り難いことにございます。

あぁ今年も、からしとうふ探検を再開しなきゃ(^^)

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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