豆は「しあわせ」のタネである

コウケンテツさん〜京都でのご講演をお聴きしました。

コウケンテツの「食を通して家族コミュニケーション」

土曜日に、ウイングスきょうと(京都市男女共同参画センター)で開催された

コウケンテツさんの講演を聞きに行きました。大阪市福島区ご出身、世田谷区在住の料理研究家・コウケンテツさん。お名前くらいしか存じませんでしたが、男性の料理研究家さんのお話に興味があって、参加申込みをしました。

 

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心に響いたことのおぼえ書き 〜講演内容のメモ書きゆえ、とりちがえしてたらゴメンナサイ。

・ご両親の教えは「この世で一番大切なことは、食べること」。ごはんを食べる子どもの姿を毎日見ていれば、その子の状態がわかる。ごはんを食べる時間は、家族のことが一番よくわかる時間である。

・コウさんのお父さんの口グセ「ごはんのお替わりもしない男に、何ができる!

・料理をすることは、脳に良い刺激を与える。事故や病気等で麻痺しかけた脳が再生し、活性化することにつながる。

・料理は五感をフルに使うことで、子どもの成長や脳の発達を促す。子ども向けの料理教室を開催すると、プラスの副産物として新たな能力が目覚めることがあるし、自信がつくことにもつながる。

・幸せのホルモン、愛情のホルモン「オキシトシン」は、同じ空間に好きな人がいるときに出やすい。ごはんを食べるときもオキシトシンが出ている。家族が一緒にごはんを食べるとき、オキシトシンが出ている。

・日本は個食人口が高く、子どもの個食も多い。個食はオキシトシンが出ない‥‥

・夫が家事をする時間が長くなるほど「結婚しているほうが幸せ」と感じる女性が多い。女性が外で働くようになり、男性も家に入らないとバランスがとれなくなっている。そんな中で「自分も家事に参加している、協力している」という口にする男性は、意識が違うのでは? 「参加」「協力」は女性が家事をすることが大前提と考えているから出る言葉。

日本は男女平等の後進国

2014 世界男女平等度ランキングで1位はアイスランド、2位フィンランド、以下、ノルウェー、デンマーク、ニカラグア、ルワンダ、アイルランド、フィリピン、ベルギー‥‥と続く。日本は104位。

2014 アジア男女平等度ランキングで1位はフィリピン、2位モンゴル、以下、シンガポール、ラオス、タイ、バングラディシュ、ベトナム、‥‥と続く。日本は12位。

・30年前の調査から今まで、「日本の男性も本当は料理をしたかった」というデータが出ている。戦後教育のユガミが男性を料理から遠ざけた。「男子厨房に入らず」は、孟子の言葉を間違って解釈したもの。

日本の家庭料理と家事は、とてもレベルが高い。でき過ぎる。だから、要求されるレベルも高く大変。

・女性の脳は結婚、出産と節目を通ることでバージョンアップする。が、男は一生3歳の脳のままであるため、バージョンアップするための再教育が必要。

・この世で一番思い通りにならないのが子育て。

・子どもを生んで育てているだけで立派だと思う。子育ては大変なこと。だから、人に頼ることをしたほうがいい。協力してもらえる人が近くにいることが大事。

・男性が子育てをして、家事に回帰することは、本来の姿。

「ええよ、ええよ」と、ほめて受け入れるのも男らしさと感じる。夫婦のコミュニケーションは、夫婦のおしゃべりと考えればいい。お互いが納得感を感じられるくらいまで、おしゃべりをしよう。

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世の中には、こんな男性もいるんですね〜。

コウケンテツさんは、とっても爽やかなやさしいパパの印象を受けました。始まりと終わりのおじぎの仕方がちょっとオカマっぽかったかも(笑)

 

コウケンテツの おやつめし

講演がよかったから、何か記念になるものを、と出口に設置された書籍売場を覗きました。できれば豆を使った料理が載っていたらいいな‥‥ と考えながら見ていたら、講演中にも紹介されていた「おやつめし」の本が!

 

IMG_20160130_170229豆に関係ある料理で作ってみたいのは

豆腐白玉のまるごとイチゴソースがけ

豆腐とドライフルーツのココアケーキ

・じゃがいもとそら豆のもちもち麺

枝豆豆乳の寒天プリン

 

豆ではないけど‥‥

・さつまいもの揚げニョッキ

・しいたけせんべい

 

IMG_20160130_170324こんなの作ったら、子どもは間違いなく大喜びしそうです。お子さま向けの料理教室、私もやってみたくなりました。

 

コウケンテツさんは「一番思い通りにならないのが子育て」と言われていたけど、その思い通りにならないことに全力で向き合っている姿が、女性の心をつかむのだと思います。

あぁ、子育てがしてみたい‥‥

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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