豆は「しあわせ」のタネである

HAND OVER の丹波黒豆シュー

HAND OVER

昨年11月の豆なブログにも書きましたが、HAND OVER は京都四条烏丸にある商業ビル・ラクエ地下1Fにある「ミシュランシェフが手がけるテイクアウト専門店」です。

この店の「京野菜のプティシュー」に惹かれ、豆っぽいのを探しに行ったのが最初です。プティ シューもさることながら、私が最も感動したのは、この店のロゴマークです。

 

白と黒だけで表現される店名の「H」と「O」を象った洗練されたマーク。さすが、ミシュランシェフのお店です。プティ シュー5個を入れていただいたペーパーバッグに、「これだったら上級者への贈りものに使いたい」と思いました。

 

プティシューを味わう

 

お店でいろいろお聞きして、7〜8種類の中から5種類のプティシューを選びました。店頭での素晴らしい対応も、ミシュランシェフの姉妹店ならでは。(ショーケースの写真は、お断りして撮らせていただきました)。

「丹波黒豆」のプティシュー表示には「季節限定」の文字。「黒豆本来の自然な甘みを生かした塩味が利いたクレーム」と記されています(クレームは claim ではなく、クリーム  creme のことです)。

 

HAND OVER のプティシュー詰め合せを、この3連休中にどうしても食べてほしい人のところにお届けしました。

私のチョイスは丹波黒豆、いちじく、ほおずき、栃の実、鹿ヶ谷南瓜の5味。それをヒントに

「どれがどの味か、わかります?」と、利きクレームの始まりです。

5種類のシュ ア・ラ・クレームを2人で半分ずつ、20分くらいかけて楽しませていただきました。鹿ヶ谷南瓜、ほおずき、栃の実は‥‥ 私たちの舌では断定できませんでした。

 

お店から豆ラボへ、豆ラボからお届け先さまへ、持ち運びや断裁で少し型くずれしてしまいましたが、この手前の断面が「丹波黒豆クレーム」です。

黒い粒ツブはペーストにするとき残った黒豆の皮だと思います。塩味は、そんなに感じませんでした。お店で「仕上げに黒コショウを少しかけています」とお聞きしていましたので、そんな話もしながらいただきました。

薄く儚いサクサクのシュー皮は、主張し過ぎず軽やかな食味。もなかの皮やきんつばの衣と同様、中のクリームをおいしく味わってもらうための技量に満ちたシュー皮でした。

5種類のクリームはどれも美味しくて、結論は「な〜んにも考えずに、色だけで選んで食べるのが美味しいかもね(^^)」

私たちがミシュランシェフの味覚に届くのは、まだまだ先のようですね〜。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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