豆は「しあわせ」のタネである

「国際マメ年」と「豆の日」イベントいろいろ

「2016 国際マメ年」とは?

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2016年は国連が定めた「国際マメ年」です。と言うとたいていの人は、「え、まめねん??」と不思議そうな顔をされます。国連ではこれまでに「国際コメ年」「国際ポテト年」「国際キヌア年」など、野菜や穀物の国際年を定めてきました。

「国際マメ年」とは、どんな年なのか? 答えは簡単。ワールドワイドに「豆を食べましょう!」という年です。豆はタンパク質やミネラルなど栄養価が高く、生活習慣病や肥満の抑制にも役立ちます。
農家さんたちの視点に立つと、痩せた土地でも育つ豆を栽培することで土壌改良につながり、翌年は肥料を削減することができます。例えば同じタンパク質でも、動物から摂るのと豆から摂るのでは、その食物を作るために必要なエネルギー量、水の量が大きく異なります。しかも価格的には動物性のものより安価に入手できます。植物性の栄養を豆から摂取することで、地球温暖化の緩和にもつながると言われます。
また、日本では考えにくいことですが、全世界には8億人近い人たちの食糧が不足しています。国連の視点にたつと、途上国で多く栽培されている豆を消費することは、食糧不足の解消にもつながるのです。
乾燥状態の豆は、生鮮食品や生野菜ほどシビアに温度管理しなくても日持ちがしますし、水にもどすと乾燥状態の2倍〜3倍くらいの大きさに膨らみます。非常時や災害時にも、豆は賢く活用できるのではないでしょうか。
「国際マメ年」は、豆の良さを見直し、生産〜流通〜消費を促進するキッカケ作りの1年です。

10月13日「豆の日」とは?

img_20160921_102503豆類は古くから重要な作物として栽培され、伝統行事や地域の食文化とも結びついて身近な食物として親しまれてきました

日本では、陰暦9月13日の「十三夜」に、収穫に感謝する意を込めて月見をする習慣があり、「豆名月」といわれていました

その故事にちなんで10月13日を「豆の日」としています(全国豆類振興会制定)

 

↑  ↑

*上記は豆類振興会で作成されている「豆の日」リーフレットより転載しました。

 

10月13日の「豆の日」に向け、「国際マメ年」と合わせて、豆の告知を目にする機会が増えています。もし、どこかで「豆の日」「国際マメ年」などの掲示物を見かけたら「今日は豆を食べようかな」と思っていただけたらうれしいです。

豆の収穫シーズンでもある10月は、豆関係のイベントが全国各地で開催されます。(^^)

 

「2016 国際マメ年」「豆の日」関連イベント

小さな豆から大きな健康ーーー10月13日の「豆の日」に向け、様々な業界団体さまが動いておられます。機会のある方は、豆のシンポジウムやイベントに参加してみませんか。

*事前申込みが必要なものもあります。

 

◎10月11日 東京 「国際マメ年」「豆の日」特別記念シンポジウム

FAO ボリコ所長や北海道立総合研究機構の加藤淳 場長なども御登壇されるようです。

 

◎10月14日 北海道 「豆トークショー 2016」

農学博士 加藤淳先生、ホテル黒部 中鉢弘昭氏の料理試食など

 

◎10月14、15日 東京築地 「佃煮・煮豆」フェア

築地市場の場外市場内で、おいしい佃煮と煮豆の試食ができるそう。

 

◎10月27日 神戸 「身体に良い豆料理を食べよう 2016」

藪光生 先生のご講演と、豆料理試食など

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◎10月29、30日 北海道 「縁がある豆サミット in 遠軽」

在来種の豆と、様々な催しが計画されています。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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