豆は「しあわせ」のタネである

マルク・パージュの「あずきラクテ」

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京都第二日赤病院の近くにある町家スタイルの洋菓子店、マルク・パージュさん。
 

暖簾が出ていなければ、フツウのお家と思って通り過ぎてしまいます。ここのケーキがおいしいと聞いて、行ってみました。最初は火曜日でしたから店休日で、日をあらためて本日再訪。平日の午前中は混むこともなく、ゆっくりお菓子を選ぶことができました。

焼菓子が6種類、生ケーキが10種類ほどショーケースに並んでいました。

ホームページによると、40代の秋山シェフは栃木県宇都宮のご出身だそうです。お店をオープンして5年くらいたつとお聞きしました。

気になるものだらけで、焼菓子とケーキをいくつか買ってきました。店内にはイートイン・スペースもあります。次回は上がってお茶したいです。

 

あずきラクテ

私が最も気になったのは、このケーキ。だって、小豆が使われているんです(^^)

プライスカードには「あずきのクリーム・ジュレとミルキィなバニラのバヴァロワ 500yen」と書かれていました。

ひと口目、「あぁ、なんとシルキーな生クリーム!」と思ってよく見たら、それは薄い生クリーム層の下に敷かれた“ミルキィなバニラのバヴァロワ”なのだとわかりました。

この3センチ×8センチ×高さ4.5センチのあずきケーキは、私が数え切れた範囲、6層で構成されています。上から、

・微粒子の生クリーム層

・ミルキィなバニラのバヴァロワ層

・あずきのジュレ

・スポンジ生地

・あずきスポンジ層

・スポンジ生地

ではないだろうかと思います(違っていたら訂正します、ご指摘ください)。

 

いちばんの感動は、ケーキのトップに塗られた生クリームが描く美しいもよう。腕のいい左官さんが手しごとで塗った漆喰壁のもようのようです(^^)

スポンジのあずきには粒感が残り、あずきの皮もしっかり使われています。洋菓子のケーキなのだけど、いつの間にか咀嚼する。これが、あずき効果だよな〜と、うれしくなりました。

最初は甘さ控えめかなと思ったけど、食べ進めていくうちに、和の甘さとスッキリした洋の甘さが徐々に開いてきて、心地よい甘さに感じました。炭焼きコーヒーと合うなと思いながらいただきました。

 

マルクさんのケーキ、リンツァートルテやユズのカーディナルシュニッテンも気になります。「ケーキだったら2つ、3つ、食べられるよ」という強者を誘って、再訪したいなぁ。

 

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  1. 2017年 5月 05日

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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