豆は「しあわせ」のタネである

みそ仕込会 ☆ 今季最終

秘伝豆を使ったみそ

みその仕込みベストシーズンは11月〜3月。前回、2月のみそ仕込会に参加できなかった方の強いご要望にお応えし、おそらく今季最終のみそ仕込みをしました。

1名は赤飯教室からのリピーターさん、2名は初参加の新顔さんです。

1人分は 大豆400g:こうじ400g:塩200g =2:2:1 の分量比で初みそに挑戦していただきました。

まずは下準備(水浸け、茹で)を済ませておいた大豆と茹で汁の味見から。その甘さに皆さん、驚いておられました。

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そして、①豆をつぶす。 ②こうじと塩を混ぜて塩切り。 ③塩切りしたこうじと潰した大豆を混ぜ合わせる。 ④みそ玉をつくる。 ⑤消毒した容器に投げ入れる。 ⑥表面をならして平らにし、ラップをかけて塩を4隅におく。 と、ここまではいつも通り。

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今回は、最後に唐辛子を1本のせました。奈良のKさまが、吉野のおばあちゃんから教わった方法を伝授していただきました。虫除けだそうですが、なんとなく「おまじない」みたいな気がします(^^)

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半年後、おいしい味噌ができますように!

 

豆を使った料理の試食

今回は東京からの参加者もおられ、せっかくなので「手作り味噌を使ったみそ汁」以外に、皆さまに豆料理の試食をしていただこうと準備をしておりました。

かと言って、真新しいことをすると失敗するので、鉄板ネタです。

 

◎2015年1月仕込みの紅大豆みそを使ったみそ汁

焼きネギ、上田の手あげ、大根を入れました。風味づけに擦りごまのトッピングも。

◎じゃこと紅大豆の炊き込みごはん

豆が味噌とかぶってしまいましたが、ほんのりご飯に移る色香がお赤飯のイメージにも

秘伝豆のおろし和え

味噌仕込みに使う豆を少量、早めによけておき、おろしと焼きちりめん、七味、ぽん酢をかけて

ひよこ豆の明太ペンネ

のどかオリジナルのレシピです。明太子は毎回「博多あごおとし」を使っています。

 

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その他、豆を使わないおかずも‥‥

●ジャガイモとサツマイモの洋風肉じゃが

村上農場の北あかりとデストロイヤー、いただき物の鳴門金時をベーコンで肉じゃがに。味付けはコンソメ、塩、ローズマリーで

●なすの粒マスタード・マリネ

確か昔、dancyu で覚えた一品。薄切り茄子に塩をしてマリネに。

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和久傳の「笹わらび」と「西湖」

参加者Uさまからの差入れは、和久傳の「笹わらび(大納言小豆入り)」と「れんこん菓子 西湖」、お心遣いを有り難うございます。

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ひとつずつ手づくりされる水菓子は、笹の香がふぅわりと。トゥルンと冷ゃっこく、大納言のやわらかな食感と相まって、喉をやさしくくぐって消えました。

れんこん菓子もそうですが、和菓子ならではの清楚な味わいに心が静かにととのうようでした。

 

こうやって、皆さまと豆仕事を終えたあとに、豆料理やお菓子をいただけることの幸せを思います。「味噌づくりは初めて」という方々に体験していただき、新たな豆仲間を3名増やすことができました。

これからちょっとずつでも、豆のことを心に留めていただけるとうれしく思います。

皆さま、また、ご一緒しましょう!

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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