豆は「しあわせ」のタネである

伏見の「水一豆腐」へ

とうふを求めて、地下鉄東西線 石田駅へ

これまで新聞的に全くご縁がなかった伏見区のおとうふ屋さん、気になるお店を訪ねてみました。

石田駅2番出入口を出て左へ、徒歩2分ほどの道路沿いにある「水一豆腐。」。入口は閉まっていて、人影が見えず、植物が置かれた具合に一瞬「閉まってるのかも?」と思いましたが、大丈夫でした。

「こんにちは、ごめんください」と声をかけると、奥からご主人が出て来られました。

「おとうふ、分けてください」と言うと、そこからいろいろ説明してくださいました。国産の稀少大豆と伊豆大島のにがりで作るとうふ。水槽に、かろうじて4つだけ残っていました。

そのうちの一つをパックに入れ、シーリング器で圧着し、手渡してくださいました。

おとうふ1丁320円のお値段がついています。が、「ヒビが入っているから300円で」と20円を返されました。そのやり取り中、「豆乳 200円」の表示を見つけ、豆乳も購入。ありがたく店を後にしました。

 

水一豆腐の絹ごし豆腐「和(やわらぎ)」と豆乳

豆腐は「絹ごし」です。豆乳は、豆腐と同じ容器に移してくださいました。2つ並べて写真にすると、どちらも豆腐っぽく見えますが、充填豆腐のようにも見える上の容器が豆乳です。

豆腐好きな友人と一緒に、味見させていただきました。

ユルユルな感じの豆腐を食べて「何か知ってる味がするけど、それが何かを思い出せない」とRさん。私は「個性ある大豆の味」と思いながら、ちょっとずつ味わいました。時間と共にほどけるようにやわらかな豆腐。茶わん蒸しをユルク固めたものと食感が似ています。

この絹ごし豆腐を作るための豆乳は、豆腐のイメージに反して濃厚です。先ほどRさんが言った「何か知ってる味」は、豆乳のほうが強く感じます。ショートニングかコーヒーフレッシュのような味? ごまペースト? と知っている味を思い浮かべるも、ちょっと違う。そういう味わいの大豆なのかもしれません。

Rさんも私も、この食感と味について最後まで「?」のまま、豆腐と豆乳を完食しました。

店名「水一豆腐」は、おそらくご主人のお名前、水口景一朗さんから取られたのですね。パッケージには「消泡物は使っていません」の表示。「和」と書いて「やわらぎ」と読ませる豆腐の名前にも、思い入れが感じられます。店主は「とうふ屋を始めて30〜40年なります」と言われていました。

販売商品は、豆腐と豆乳のみ。しっかりこだわって作っておられるようです。

 

水一豆腐 京都市伏見区石田森東町10

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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