豆は「しあわせ」のタネである

豆農家さんをめぐる旅(2)北海道・上士幌町

訓子府から帯広へ、バスを乗り継ぎ4時間の移動

7月4日、訓子府の石川農場を取材させていただいた後、翌日の取材のために帯広へ向かいました。

北見バスで訓子府駅 16:52発〜17:53 陸別着、十勝バスに乗り換えて18:05 陸別発〜21:01 帯広駅バスターミナル着、実に4時間以上をかけたバスの旅! さすが北海道です。そして、次からレンタカーを借りることができるよう練習しようと思いました。

あとで聞くところによると、陸別は「なつぞら」ロケ地だそうで、そう言えば途中は緑のグラデーションの中をずんずん、ずんずん進んだのでした。着いたら、もうすっかり夜。長旅でした。

 

 

帯広から上士幌町へ

朝からまたバスに乗り、今度は上士幌町交通ターミナルへ。農場長が迎えに来てくださいました。

上士幌町は、9年前の秋に豆の収穫体験でお世話になった村上農場をお訪ねしました。

なつかしい。うれしい。あの時の畑が、ゆっくり記憶の奥からよみがえってくるようでした。

村上知之農場長と、村上農場のスタッフさん2人、そして農場長のお母さまにお会いすることができました。

農場では、竹豆と共にうずら豆や大豆、小豆やとら豆も育てておられました。竹豆の支えに挿す竹は、1本50円。4本1組をピラミッド型にして支えにします。北海道に竹は生えないから、問屋さんから買う竹は、おそらく輸入物だろうと言っておられました。だいたい5年くらいで使えなくなるそうです。

豆は連作を嫌うから、今年植えたら次にその畑に植えるのは4年先。それまで、ジャガイモ、スイートコーン、小麦などを順に育てるそうです。

村上農場の畑の広さは45ha、そのうちの12haに豆を栽培されています。

帯広の農地は、10aが約25万円くらいと聞いて「1アールでいいから、私も買いたい!」と軽口をたたいたら、農業者として登録して就農しないと売ってもらえないのだそう。真剣に農業に取り組んでおられる方を前に、畑を耕しに行くこともできないのに、軽はずみな発言をしてしまい、反省しました。

小っこい豆から発芽した葉っぱが、大空の下で伸び伸び、すくすくと育っています。気が遠くなるくらい広い広い畑。9年前、向こうまで走ろうとして行き倒れになったことを思い出しました。

誰も見ていないとき、こっそり一人で紫花豆の畑140間を走ってみると‥‥ 1分19秒65でした。9年前に走れなかったのは、おそらく農作業でヘトヘトになっていたからでしょう。

農場長に師事して、この畑で1年くらい豆の栽培に関わってみたいと思いました。将来、家賃や税金や年金や健康保険を払う心配がないくらいお金持ちになったら、私は豆農家さんに弟子入りしたい。「自分でマトモに豆を育てたこともないくせに、豆を語るなど100年早い」と、そんな気がします。

農場長に「枝豆、食べますか?」と聞いたら、「まだ先ですね。この辺りは9月頃です。大豆は、音更大袖振大豆と黒大豆とくらかけ豆があって、くらかけ豆の枝豆がおいしい」とお聞きした。「豆は小さいけど、何とも言えないおいしさがある」と。

枝豆用の苗ではなく、完熟して大豆にするための豆の若採り枝豆。村上農場のくらかけ豆の枝豆を食べたいよ〜

農場長、お忙しい中に取材のために時間をつくってくださって、りがとうございます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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