豆は「しあわせ」のタネである

虫喰い

思いがけず‥‥

仕事場に豆をたくさん置いています。黒大豆の上ものや丹波大納言小豆、もち米、やさい豆などは冷蔵庫の野菜室に入れています。ほかは未開封と開封したものを分けて密封容器や箱に入れています。

この時期、暑くなってくると‥‥ むかしは虫がつく豆があったようです。

最近、久しぶりに豆に虫がつき、ショックというより珍しくて‥‥

 

豆は昨年、生産者さんの農産物が集まる直売所で購入しました。ビニール袋に量り売り、200gか300gが入ったビニール袋の上部をビニールテープで巻かれていました。生産者さんのお名前表示がされていました。

虫喰いの豆は、おそらく1粒、2粒、3粒くらいだったのかもしれません。卵がかえり、近くの豆にも手をつけて‥‥ 豆に穴があいて、白い粉のような粒が出てきていました。袋の中には羽のはえた蛾の小さいのみたいな虫が見えました。

 

手選別の豆

キズものの豆、サイズが極端に大きい、小さい、乾燥時点でシワが見られる豆‥‥ 栽培した豆を目視で手選別するときは、気をつけていても見落としてしまうことがあります。虫の卵がついていたら、模様入りの豆は特に、模様と見間違うかもしれません。

大手さんや協同組合さんに集まる豆は、大型の選別機を通されるから、その時点で表面の汚れもずいぶん落ちているのだと思います。手磨きまではいかないけど、大手さんから買う真空パックされた国産の豆は、おおかたどれもキレイです。

不揃いな豆をみると、小ロットで一生懸命に栽培された豆なんだろうなと愛おしく思います。

サイズも形状も整った豆は安心して水洗いして使いますが、不揃いで表面に土ぼこりが残るような豆は念入りに手洗いします。しばらくたっても浮いている豆は、残念だけど取り除きます。

長年豆をさわってきて、私はそんな対応をしています。(生産者さん、販売業者さん、もし記述に認識違いがあったら、教えてください)

 

自分で大豆を栽培した経験と、自分で育てた豆の貧相な出来上りを知っています。大規模農場で豆の収穫を経験させていただき、手選別、手磨きも手伝わせていただいて、私は豆を粗末に扱えなくなっています。

 

虫喰いになってしまったら

虫がついている豆は、虫と虫の卵っぽいのや白い粒をぜんぶ取り除きます。

紙を広げた上に豆をひろげて、日陰にしばらく置きます。

また虫が出てきたら、その虫と傷んだ豆を取り除きます。

残った豆は水洗いして使います。洗ったあと水浸けしているとき、「アヤシイ?」と思った豆だけ取り除きます。

 

そして、水煮にして料理に使いました。豆と深く関わるようになって10年くらいたちますが、ホント、こういう経験はこれで3回目か4回目くらいではないかと思います。

ふだんは、人様が育てられて問屋さんや販売店さんを通って売られている豆ばかり使っています。虫喰いの豆をみて、栽培する方の大変さに思いが至りました。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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