豆は「しあわせ」のタネである

おたふく豆のしょうゆ豆

おたふく豆

おたふく豆の乾物を初めて見たのは、3年近く前のこと。奈良・大和郡山のモリカさん店頭で見つけました。資料として残しておいた奈良県産のおたふく豆、「お赤飯のようなご飯が炊けます」と書かれていたから、何度かお赤飯に使いました。

コトバンクに載っている「おたふく豆」の説明は、

ソラマメの大粒の一品種。またそれを煮込んだもの。一寸豆ともいい,皮のまま鉄釜または鉄剤を使って甘く煮込み,黒く仕上げる。鉄釜を使わず煮込んだ皮をむいた小粒のものを富貴豆,皮のまま煮込んだものを京豆という。

と書かれています。やっぱりですね‥‥ あ、富貴豆も載ってる!

 

自家製しょうゆ豆

残しておいた豆を、この度、使ってみました。

何を作るか決めないまま水に浸してもどし、茹でているときのにおいが「そら豆っぽ〜い!」と思ったのです。煮汁は、どす黒い色になりました。アクが強いのですね。

「あ、これ、しょうゆ豆にしてみよう」と思いました。

しょうゆ豆は、四国のものを何回か食べたことあります。味の記憶をたよりに

・茹でたおたふく豆  1/2カップ

・しょうゆ  大さじ1

・みりん  小さじ2

 

醤油とみりんは、水と合わせて沸騰させ、軽く冷ました浸し液を作り、1晩。

翌朝に味見してみると、もの足りない‥‥

・砂糖(きび糖を使いました) 大さじ2

を加えて再度温めました。

そのまま半日ほど時間を置いて味見してみると‥‥

「やった! しょうゆ豆っぽい味!」

ふふふ。ちょっと小ぶりなしょうゆ豆の完成です。

 

できて直ぐより、1〜2日たって甘醤油が沁みてからのほうが、更においしいです。

何となくの味の記憶を頼りに、しょうゆ豆が出来たことがうれしいです(^^)

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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