豆は「しあわせ」のタネである

走り井餅の「影と光」

写経でお世話になっている書家・宇敬先生とマニュエラさんのパフォーマンスが見たくて、白沙村荘 橋本関雪記念館に伺いました。

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そこで見つけたのが『走り井餅』。
マニュエラさんの作品が展示されている2階に上がってすぐのところで売られていました。この前、何かのテレビで視て記憶していたのですが、ここでお目にかかれるとは‥‥
5個入り600円。1週間ほどの日持ちがします。
    ・
「東海道名物」という肩書きを背負った『走り井餅』は、滋賀県大津市で作られています。「走り井の名水と近江の米でつきあげたもちは、旅人の空腹を補うとともに重要なエネルギー源となり、走り井の水を用いたお茶で咽の乾きを潤し、旅の疲れを癒しました」と和菓子のしおりに書いてあります。
江戸時代中期から作られているのだそう。
「走り井」の由来は、勢いよく流れる水が、いかにも走っているように見えたからだとか。東海道、中仙道、北陸道が合流し、宿場と宿場の要衝となった大津追分の地に湧いていた水‥‥ 清少納言 枕草子にも紹介されているそうです。
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先ほど一つ、いただいてみました。ぷわ〜んとやわらかいお餅の中に、小豆のこし餡入り。すっきりとした美味しさです。

お餅にも砂糖が入っているほのかな甘さ。餅とり粉が表面をおおって、手指や唇が白くなるのが愛らしい?

橋本記念館では「白」のみ販売されていました。ほかに「抹茶」と「きな粉」があるようです。

「影と光」と書かれた宇敬先生とマニュエラさんの書のパフォーマンスといい、マニュエラさんの展示作品といい、素晴らしかったです。白沙村荘の広大な庭と新美術館2階から眺望する大文字と‥‥ The ★ KYOTO な時間を過ごさせていただきました。

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宇敬先生の書とマニュエラさんの作品展示は、10月25日(日)まで

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白沙村荘 橋本関雪記念館 京都市左京区浄土寺石橋町37 開館時間10:00〜17:00

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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