豆は「しあわせ」のタネである

ユニバーサル防災と「豆」

坂本廣子さん(母)・佳奈さん(娘)共著「くらしの防災」

3月11日、あれから6年たちました。私は渋谷で大地震の揺れと行軍のような人の波を体験しました。それから半月ばかり大切な人の安否が確認できず、生きた心地がしませんでした。

 

あれから6年。今日、1冊の本を読み終えました。

くらしの防災」は、ちょうど1週間前、京都でのご講演をお聴きした坂本廣子先生と娘さんの新刊です。

坂本母娘さんは、神戸の大震災をご経験されました。佳奈さんは、本やテレビ、戸棚の中身が覆いかぶさり、布団の中で息が止まっていたそうです。心肺蘇生の講習会で教わった知識があったから、お母さんが心臓マッサージをすることができ、死を免れた。そういった実体験に基づく防災の知恵が多数掲載されています。

「ちゃんと備えなければ」と思いつつ、何となくそのままになっている多数のことを、今どのように準備すべきか、わかりやすく説明されています。

ユニバーサル防災とは、子どもや障碍者、弱い人を基準に考えた防災の知恵と書かれています。その意識が皆にそなわれば、我先にと争うことや、取り合い、いじめなども減るように思います。

 

 

子どもの命を守る防災と「豆」

先週のご講演直後に、坂本先生にお訊ねしたのです。

「以前、先生が子どもの脳の成長には豆が良いと書かれているのを読みました。たくさんあるご著書の中で、豆について書かれたものがありますか?」と。そうしたら「今度出たこの本にも載っていますよ(^^)」とご紹介くださいました。

 

新刊「くらしの防災」より

◎〜どんな時でも、成長途上の子どもの脳のために、継続的に必須アミノ酸を補う必要があります。冷蔵を必要とする肉や魚、卵などの動物性たんぱく質は、被災時には冷蔵もできないので安全に手に入れることはとても難しいのです。

例えば食べものが必要量の半分しか入手できない時でも、そのうちの10〜20%(重量比)を豆に置き換えることができれば、子どもの脳は発達するといわれています。

植物性たんぱく質である豆なら、大豆に限らず、小豆、金時豆、ソラマメ、ひよこ豆、何でもかまわないのです。(P127)

◎〜大豆は煎り豆はもちろん炒って粉にしたきなこ、甘納豆、干納豆、煎りそら豆でもかまいません。高野豆腐、乾燥豆腐、乾燥あげなど、保存ができる豆製品でもかまわないです。(P128)

つづけて煮豆、羊かん、煎り豆、きな粉についての詳しい紹介もされています。防災おやつとしての「あん菓子」も作られたそうです。

◎乳児、幼児がそのまま食べられるおやつは、小さな個装パッケージになっているものが保存にも良い状態でしょう。乳幼児用のおやつの売り場で売られています。中でも豆が入っているものが脳の発達のためにはおすすめ。(P131)

 

ご著書のプロフィール写真より

坂本廣子先生と佳奈さん。

坂本先生に、またお会いしたいです。

 

 

メタモル出版発行「くらしの防災」 1,400円+税

私は Amazonで買いました。楽天でも購入できるようです。

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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