豆は「しあわせ」のタネである

鶴屋寿の志るこ「嵐峡の月」

お花見にこそ携えたい「懐中しるこ」

利き懐中しるこ」の第7弾は、白い「嵐山 さ久ら餅」で知られる鶴屋寿さんの懐中しるこ。

さくらが見頃を迎えるこの季節に、懐中しるこはぴったりの甘味です。もともと、古の風流人が花見や紅葉狩りなど、戸外で風情ある景色を愛でながら甘いものを口にできるようにと考案されたと聞きます。よって、豆好きな私としては小豆つながりの懐中しるこを推したいわけです。

「お花見=懐中しるこ」「紅葉狩り=懐中しるこ」「お月見=懐中しるこ」、保温の水筒に熱湯を持って、ちょっと気の利いた椀かマグカップでも持って(軽いのがよければ口が大きめの紙コップでも)、懐中しるこを人数分携えて、京の風情ある景色のもとへ出かけてほしいのです。

パコッと割って椀に入れ、お湯をかけて蓋をして数分、ハイ出来上り〜! の懐中しるこ、京の愉悦を皆さまにも味わってほしい‥‥

 

温かくも、冷たくも「嵐峡の月」

袋の裏書きによると、

「熱湯を注げば即席の志ることなり 又冷水をかけ氷をのせて頂いても 大変美味しく召し上がって頂けます」と記されています。

冷水でといたら、どうなるのでしょう?? 餅は大丈夫でしょうか? 次なるトライさんです。

作り方説明は「袋のまま2つ又は3つに割ってからお出し下さい」とあります。

説明に従って、袋に入ったまま割ってから椀に移しました。

熱湯を回しかけるように注いで、その辺の蓋を置いて、3〜5分

出来上りです!

「志るこ 嵐峡の月」には晒餡が使われています。なかなかのお味です。やはり塩の加減が大事だなと思います。

桜の頃に嵐山で見るお月さまも、キレイでしょうね。

半月の形の志るこは、仕上げに表面を炭火で焼いておられるそうです。それが口の中に広がる香ばしさの由縁だとか。

京のみやこにはそろそろ、お花見シーズンが始まりました。

 

*vol.1 大黒屋鎌餅本舗の「懐中しるこ」

*vol.2 鶴屋吉信の「懐中しるこ」

*vol.3 塩芳軒の懐中しるこ「みのる里」

*vol.4 京阿月の懐中志留古「京のみたらし」

*vol.5 大極殿本舗の懐中しるこ「くず家」

*vol.6 亀屋良長の懐中しるこ「宝入船」

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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