豆は「しあわせ」のタネである

7月「栖園の琥珀流し」に思う

雨降りの栖園

本当はスカッと晴れ上がる夏のお昼寝どきが似合うのだけど‥‥ と思いながら過日、しとしと雨の中、栖園(せいえん)に行きました。

「京都らしい京都を感じられる空気感のあるお店」として、これまで何人の方をご案内したかわかりません。今回も京都に訪れたお客さまをお連れしました。

手前の広い席も空いていましたが、窓辺の二人席へ。

金魚のいる坪庭を望む窓際は、ガラス越しに見えるプチ京都な風情が好いのです。

 

7月の琥珀流し

栖園の看板商品とも言える「琥珀流し」は、ユルユルの寒天に月替わりの蜜をあしらって提供される逸品です。

6月は「梅の蜜」、7月は「ペパーミント蜜」、8月は「ひやし飴」、‥‥12ヵ月の中で「ペパーミント蜜」は、私のベスト3のひとつ。豆なブログですから、を添えて‥‥「小椀ぜんざい」付きを注文しました。

写真力がなくて、うまく表現し切れていませんが‥‥

見目麗しい涼感と味わい、遊び心が映える味変の工夫、サイダーのグラス模様まで意識した盆の上に広がる世界感。これって、総合芸術のひとつかも‥‥ と思うのです。

なんと言うか、よそから持って来て取って付けた「切り貼りの京都っぽさ」を演出する店には醸せない、京都らしさの王道を感じます。スミマセン、大袈裟ですね。直感を言葉に置きかえて分析してみました。

 

栖園の小椀ぜんざい。夏は冷たいぜんざいに、白玉が2つ。

これを味わうたびに、職人さんの豆を煮る技術を思います。丹波大納言あずきの上物をほっこり、ふぅわりと炊き上げて、皮が口に残らない。

「㐂み家さんの豆かん」の赤えんどうと言い、栖園ぜんざい大納言と言い、豆好きな素人が昨日、今日、3年、5年真似てみたところで到達できない安定感のある仕上りなのです。。。

そう。美味しいものは、外でいただく。

お客さまをご案内しながら、本当は自分のほうが、毎回この店を満喫しているように思います。

7月のペパーミント蜜を味わいながら、昨年、一昨年の7月を思い起こすひとときでした。

 

大極殿本舗六角店 栖園

京都市中京区六角通高倉東入ル南側 TEL 075-221-3311

水曜日が店休日 10:00〜17:00(甘味処)、店舗営業は19:00迄

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら

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