豆は「しあわせ」のタネである

豆コレクション【白花豆】

全国 道の駅「豆コレクション」サイトに原稿を提供しています。

 

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白花豆 シロハナマメ

マメ科 インゲンマメ属 ベニバナインゲン種

サイズ:長辺 約20〜30mm前後

 

 

 

 

デンプン質が多く、ホクホクした食感が美味

白花豆の名前を知らなくても、甘納豆に入っている粒の大きな肌色っぽい豆と言えばイメージできる人も多いのでは? 水煮にして茹でた白花豆の茹で上がりのホクホク感は、ジャガイモのようです。

煮豆や甘納豆、餡の材料など和菓子系に多く使われていますが、洋食系の料理に幅広く使えます。水煮にした白花豆は、サラダやシチュー、スパニッシュオムレツ、煮込み料理などに、ジャガイモの代わりとして気軽に使ってみてください。

 

白く美しい花を咲かせる「豆の女王」

白く美しい花を咲かせる白花豆は、江戸時代に観賞用として輸入され、大正時代頃から食用として広まりました。日本では豆を食べ、欧米では白花豆の若莢を食べます。国産の白花豆は、主に北海道で栽培されています。

新豆のうちは真っ白で、粒の大きな乾燥豆を水浸けすると更に1.5〜2倍近く大きく膨らみます。その存在感から「豆の女王」として扱われ、食べごたえあるおいしい豆です。

茹でる前の水浸け時間を長めにとって、充分もどったところを茹でましょう。新豆のうちは特に皮が破けやすいので、火加減と加熱時間を意識して茹でるのが、ふっくら上手に仕上げるコツ。

虫がつかない限り、悪くなることはありませんが、2年、3年と置いておくと、白い皮は徐々に黄ばんできます。旧穀(収穫から1年以上経過した豆)になると茹で時間が長くかかり、茹でムラも出やすいので、開封した豆は早めに使い切るのが良いでしょう。

 

食物繊維が豊富で老化防止、美肌づくりにも

ホクホク感の元は糖質が50%と多いこと。その上、タンパク質も豊富です。便秘解消に役立つ食物繊維、エネルギー燃焼を助けるビタミンB1、B2も含んでいます。過酸化脂質を抑制し、老化防止や美肌づくりにも役立つとすれば、現代女性に積極的に食べてほしい豆の代表格と言えるでしょう。

白い肌(表皮)が美しく、なめらかな食感とホクホク感は、ほかの野菜や肉、魚料理との相性良し。豆の女王と呼ばれる白花豆は、ふだんの食生活にコーディネートしやすい豆です。

 

☆白花豆の用途

水煮、煮豆、サラダやシチュー、煮込み料理など、

甘納豆、豆菓子などの加工品

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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