豆は「しあわせ」のタネである

Vegeフレンチにも豆!

ビストロ ラ・フルシェットのコース野菜料理

烏丸御池の交差点から歩いて3分くらいのところに、気になるお店がありました。「美山の野菜を使った〝Vege フレンチ〟です」の表示に、そそられるものがありました。

 

美山、京都府南丹市美山町は、おいしい野菜が採れるところでもありますが‥‥ かやぶきの里として知られ、年に2回、かやぶき屋根を守るために練習をかねて一斉放水がされるところです。

その美山の野菜を使うフレンチ、ディナーは予約が必要な2つのコースと、予約なしで味わえるお手軽コースがあります。私も2日前に電話で予約しました。電話の向こうに流れているオペラが気になりながら‥‥

 

その日は友人Kちゃんと、女子会ならぬ〝ご婦人会〟です。

さぁ、始まり〜

 

〝Vege フレンチ〟に使われていた豆

最初のお皿には絹さや豆乳が使われていました。

ぜんまい、人参、玉ねぎ、マッシュルーム、野菜の苦味と甘みが口の中に広がります。

 

絹さやはシャキッとおいしくて、豆乳のふわりとやわらかな甘みが、春の苦味を心地よく強調するように感じました。

 

2皿目、こちらも美山やさいがふんだんに。

きのこのポワレは、お酒のいいアテになります。玄米プチおむすびにのるゴボウやキャロット、絹さやの旨味もさることながら、穂先タケノコのおいしさは絶品でした。

 

3皿目、フキと小松菜のタリアテッレ、この中には美山の大豆が隠れていました。美山大豆って、細長いんですね〜

写真を撮り損ねましたが、自家製の2種類の全粒粉を使うパン、モルトの味わいが良かったです。

 

デザート皿に盛り付けられた柑橘シャーベットの涼やかさ、カカオ成分72%、媚薬のようなガトーショコラ、豆乳クリームでいただく甘栗ロースト、林檎のソテー、

紅茶に添えられたのも、あわ立つ豆乳でした。

 

〝Vege フレンチ〟のコース料理に登場したのは、最初から最後までふんだんな美山やさい。肉や魚のみならず、乳成分も使われていません。

料理人の細やかな手仕事が感じられる料理でした。

私たちより先に女性3名のお客さま、私たちが食べている途中から、カップルっぽいブラジル系男性のお客さまも。彼らはベジタリアン?

入り口に3名分、奥に4名分のカウンター席がある瀟洒なお店でした。季節をずらし、ランチと別のコース料理も食べに行きたいなと思います。

bistro La fourchette

京都市中京区金吹町460  TEL.075−213−3693

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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