豆は「しあわせ」のタネである

太宰府の「cafe 観 kanon 音」さんへ

「福岡」「豆」で検索したら‥‥

帰郷のタイミングで「豆料理」に力を入れておられる店に行きたいなと検索してみたら、ヒットしたのが太宰府の「カフェ kanon」さん。ずいぶん前に見つけて、お盆やお正月はタイミングが合わず、この度ようやく伺うことができました。

西鉄電車の特急が止まる二日市駅で乗り換え、太宰府駅(太宰府天満宮に行くとき降りる駅)の一つ手前、五条駅から徒歩10分ほどのところにありました。

念願叶ってようやく伺うことができたカノンさん。明るくゆったりとしたスペースで、ゆるやかな時間を過ごせそうな雰囲気のお店。入口で見つけた「」のPOPに、「ようこそ!」と出迎えられたようでした。

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カウンター席とテーブル席、奥には個室も。「写真を撮らせていただいても大丈夫ですか?」とお訊ねし、お客さまがおられない箇所を撮らせていただきました。

 

豆を使ったランチ

カフェ kanon さんのランチ、

私が目指して行ったのは1日20食限定の豆を使ったランチです。

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ワンプレートに品数豊富なおかずメニューと白ごはん、みそ汁付きでした。食後の小さなデザートとコーヒーがセット。

お皿にのった一つひとつのおかずの中に、ころんと登場する豆の存在は「豆クイズ」でも出されているようで、何とも楽しかったです。

 

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「兵庫の珍しいジャガイモを使っているんですよ」と店長さんがイチ押ししてくださったジャガイモは‥‥ おそらくシャドークィーンではないかと思います。

トッピングのみどり色は青大豆を水煮にして薄皮をはぎ、刻んだもの。梅味のトッピングソースがアクセント

 

 

 

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メインのコロッケにも、中に豆が入っていました。

前川金時紅しぼりと、黒目豆のような豆が入っておりました。

どうだろう? 違うかも? う〜ん。

 

 

 

 

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なんと、もずくにも豆!

煎った紅大豆を水煮にしたような味でした。

1粒だけのアクセントのために使う豆。なんとも贅沢な使い方ですね。その秘訣は‥‥ のちほど。

 

 

 

IMG_20160207_123804こちらは、この店の看板商品の一つにもなっている「紫花豆のコーヒー煮」だそうです。

あまりに美味しかったので、壇店長にお訊ねし、持ち帰りを購入しました。

紫花豆をコーヒーで煮る。これってシュガーさん(京都市北区)でも食べたことがない! さすが、カフェ発想のアイデア調理だなと思います。

 

 

コーヒーに添えられているプチデザートのコーヒーゼリーにも、豆が2粒のっています。

おそらく前川金時ではないかな? と思いながら味わいました。‥‥さくら豆かもしれません。

と、ひとりで豆クイズを堪能させていただきました。こんなに手のこんだボリュームあるランチが1,200円でいただける kanon さん。ごちそうさまでした。

 

豆をみんなにも使ってほしい

kanon さんの店内には、豆と豆菓子、豆情報、豆のディスプレイなど、至るところに豆が見られます。「豆が好きでお店をやっています」「みんなにも料理に豆を使ってほしい」という気持ちが、何も聞かなくても伝わってきます。

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豆club. のコーナーには、計り売りの豆や50g、100g計量済みのミックス大豆が売られています。ランチプレートにちょっとずつ顔をのぞかせる豊富な種類の豆は、おそらくミックス大豆ほか、店で販売されている豆を器用にコーディネートされたものだと思います。

料理をする方のセンスとやさしさが感じられます。

近くにこんな店がある人は、しあわせですね。

太宰府の皆さま、福岡近郊の皆さま、その他遠方の方々も、豆好きさんはどうぞ、訪ねてみてください。きっと、うれしくなるお店です。

 

壇店長さん、いろいろお世話になりました。

マスターにご挨拶するつもりでおりましたが、店長さんとの話に盛り上がりすぎて、きちんとご挨拶もできず、ご無礼致しました。

また、機会をみて伺わせていただきたいなと思います。

 

cafe 観 kanon 音

福岡県太宰府市観世音寺1-8-1 TEL 092-921-0305

 

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コメント

    • ともちゃん
    • 2016年 2月 09日

    こんにちは。
    ご来店時にお会いできなくて、本当に残念でした。
    いつかお会いしたいです。
    色々お話聞かせてください。勉強させてくださーい。

      • Nodoka
      • 2016年 2月 09日

      ともちゃん、こんばんは。コメントをありがとうございます。

      豆ラボでは月1で「赤飯教室」や「味噌の仕込み会」を開催しています。
      3月からは「豆料理を楽しむ会」もしようかと考えています。
      よかったら京都にお出かけになられませんか。

    • ともちゃん
    • 2016年 2月 12日

    いいですねー。
    京都かぁ、兄家族が住んでるのですが、なかなかいけないままです。
    前向きに考えたいなーと思っています。
    ありがとうございます。

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豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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