豆は「しあわせ」のタネである

いんげん豆を洋風に茹でてみよう

いんげん豆のこと

ネットで「いんげん豆」と入れると、「インゲンマメ」がトップヒットして、さや豆の写真と説明が出てきますね。サンドマメのことを「インゲンマメ」と掲載されています。

でも、私たちのように日々豆とたわむれている者からすると、「いんげんまめ」と耳にしたとき、乾燥した豆を思うわけです。

代表的なのが「手亡豆」。白い小粒の豆です。小豆より大きくて、小指の爪くらいの楕円形。「大福豆」や「白金時」も「いんげん豆の仲間」とイメージしますし、白い豆ではなくても「とら豆」や「うずら豆」なども、いんげん豆の仲間として浮かんできます。大豆がタンパク質が多いのに対し、いんげん豆はデンプン質が多い豆です。加えてミネラル成分(カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1、B2、食物繊維など)も多いのです。

いんげん豆は、カラダにいい豆。と憶えています。 〜前置きが長いですね。

 

いんげん豆を水浸けします

 

《写真左》和風の豆のもどし方は、「丁寧に水洗いして3〜4倍の水に浸し、半日〜1晩おく」というやり方。白金時を水浸けしています。

《写真右》洋風のもどし方は、ハーブやガーリックを豆と一緒に水に入れてもどします。オリーブオイルも加えておくそうです。こうすることで、豆がもどる(水を吸ってふくらむ)ときに、豆に味が入るから。右の豆は大福豆です。

 

いんげん豆を洋風に茹でてみましょう

茹でるときは、そのまま鍋に移して茹でるみたいです。

水煮は、ある程度豆がやわらかくなるまで。茹で時間は新豆か旧穀(収穫から1年以上たった豆)によっても違いますし、豆の粒の大きさによっても違います。20〜30分くらい茹でたら、つまんで加減をみてください。

そのあとも煮込むときは、ほどほどで大丈夫。サラダやマリネなど冷たくして使うときは、ちょうどいいカタサより、ややヤワメが良いです。常温にもどしたときは、さほど食感は変わりませんが、冷蔵庫に入れておくと豆が縮んでかたくなりますから。

 

茹でた豆を使ってみましょう

どの豆でもおいしくできる簡単な調理。豆ソテーとでも名付けましょうか。

玉ねぎみじん切りとベーコンをオリーブオイルで炒めます。そこに、いんげん豆の水煮を加えてください。

この時、豆の煮汁も一緒に入れてください。豆の旨味や栄養分が煮溶けていますから、捨てるのはNGですよ。

煮込む時、ローリエも加えてください。軽く塩コショウして、10分〜15分ほど煮込んだら出来上り。好みで缶詰のトマトの水煮など加えると、更に洋風の一皿に仕上がります。

 

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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