豆は「しあわせ」のタネである

2025年2月10日「世界マメの日」

豆は世界を救う?

2018年に国連総会で採択され、2019年から始まった「世界マメの日」。Love pulses をキーワードに、世界中の豆ファンが周囲の人たちに声かけしていることでしょう。

私も、その中のひとり。世界マメの日が制定される前から心待ちにして、毎年、皆さまにご紹介しています。

今年は、2月3日に東京で開催されたセミナー試食会に参加しました。

 

2月20日にはスローフード京都のマンスリーテーブルで豆料理をつくり、世界マメの日についてのプレゼンをさせていただきます。

こちらは申込受付中です。ご興味のある方は、こちらをご参照ください。

 

「豆は地球を救う」は、スローフード京都のイベント案内に掲げた小見出しの文言。本当に豆が地球を救うの? と訊かれたら、「豆だけでは無理です」と答えます。

豆は自分で動き回れないし、野生の豆はニンゲンの都合ではなくマメの都合で生息してるから、人の力や意識が加わらないと「地球を救う」ことはできません。

 

豆のいいところ

じゃあ、豆のどんなとこが地球を救うことにつながるの? の答え。

・豆を栽培することで、土が元気になります。根粒菌の働きで地中に窒素を吸収し、化学肥料の散布量が少なくて済むようになります。

・輪作に豆を加えると、ほかの作物が育つ土に良い影響があります。

かつて、北海道の開拓民が大地を開墾するとき最初に植えたのが豆。石ころや木の切り株などがゴロゴロした土地に作物を植えても、うまく育たない。痩せた土地でも育つ豆は、開墾の先発隊として活躍したそうです。

・豆殻を砕いて土に漉き込むと養分となり、土を豊かにします。

・牛や豚、鶏肉などの食肉となる動物を飼育するより、少ない水で同等の栄養成分を豆の栄養から確保できます。

・豆を栽培することは、貧しい国の女性たちにも仕事を創出します。

・乾燥した豆は常温輸送でも腐らず、1年や2年は日持ちします。(本当はもっと長くても大丈夫。おいしさが劣化する)

・豆を食べると、タンパク質や炭水化物、ミネラルなどの栄養成分を摂取できます。

・食物繊維が豊富な豆を常食すると、おなかの調子が調い快便につながります。

・豆は甘くしても、肉や魚と合わせても、野菜だけと合わせても、おいしく味わうことができます。

・豆は水浸けすると2倍以上の大きさに膨らみ、食べ応えがあります。

・野菜の値段が高いときでも、年間を通して価格変動がありません。

・新穀には新豆ならではのおいしさ、旧穀には旧穀ならではのおいしさがあります。

・種類豊富な豆は、毎日食べても飽きることなく使えます。料理は楽しい。

・豆はいろんな表情があり、かわいい。豆好きに悪い人はいません。。。

と、書いているうちに勝手な思い込みに寄ってきてしまいました。今日のところは、この辺で・・・

 

思いついたら、また追加します 😊

2月10日、世界マメの日。皆さまも、どこかで豆っぽいのを召し上がってください‼️

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

豆行事や催しなど

2025年 3月
« 2月   4月 »
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー