豆は「しあわせ」のタネである

秘伝豆と平黒豆/みそ仕込会を開催しました

日々豆好日

2月の下旬と先日、味噌の仕込みをしました。

自分でみそを仕込むようになって、17〜18年? なかなか自分ひとりではヤル気が湧いてこないから、周囲を巻き込んで皆さんと一緒にワイワイ仕込会をしています。

その1回で作り方を覚えて、以降はご自宅で仕込みをされる方もあれば、繰り返し何回も通ってくださる方も。

有り難いことです。おかげさまで、顔ぶれは入れ替わりながらも毎年、自家製のみそを作ることができています。同時に、どのような過程を経て味噌ができるのかを認識していただく人口が微増することにも貢献できているのかも・・・😊

 

新たな取り組み

その1

今回は、参加者さんに2種類の豆から選んでいただけるようにしました。

① 秘伝豆 大豆の甘みと旨みが感じられると人気です

② 平黒豆 旨みとコクのあるツウ好みの味わい。アテみそにもGOOD

山形県鶴岡産の平黒豆は、自分で2年、3年と仕込みをしてコツと傾向を習得し、ようやくレギュラー入り。

平べったいから、潰すときラクです。新豆を同じ時間茹でたら、秘伝豆より柔らかくなります。長時間茹でるので鍋底に「澱(おり)」が溜まりやすいので、焦げつかないよう要注意。

 

その2

 

食べ比べのみそ5種類から、お好みの味噌を選んでいただき、お好きな味噌を使った焼きおにぎりを作成。

豚汁と共に味わっていただきました。

 

その3

これは、私だけの検証です。

仕込んだ味噌の上部に酒粕でフタをし、熟成具合をみることに。

いつもだったらラップ+四隅に塩のところを、「板状の酒粕にすると良い」と昨年の参加者さんからのアドバイスに従い、やってみました。

3ヶ月後の天地返し、半年後の完成がどのように変化していますことやら。興味津々です😊

 

その4

これも私だけの検証。

③ 緑豆の味噌を仕込みました。

④ 小豆の味噌も仕込み予定。

緑豆みそ(ムングみそ)は、知人Mさんからいただいて美味しかったので自分でも真似てみました。

緑豆も小豆も粒が小さいから、おそらく半年も待たず熟成すると思います。

 

食べ比べと試食メモ

皆さんと一緒に食べ比べした今回のみそは、5種類。

① 本田味噌本店「大吟醸 西京白味噌」(1,944円/500g)2025年  3月20日期限

② 自家製「山形県産・平黒豆/1.9:2:0.85」 2024年 2月23日仕込み

③ 友人作「ムング豆(緑豆)/2:2:1」 2024年2月17日仕込み

④ 自家製「山形県産・秘伝豆/2:2:1」 2024年2月11日仕込み

⑤ 井村屋「あずき味噌」(540円/150g) 2024年 ?月仕込み

 

それぞれに、それぞれのご感想を抱かれたようです。

2月の人気は「平黒豆みそ」、3月の人気は全品まんべんなく好みが分かれました。

みそテイスティングをすると、野菜がとてもおいしく感じます。

最後に、それぞれの好みの味噌で、焼きおにぎりを作りました。

あぁ、これで今シーズンの仕込も終了。3ヶ月後に天地返しをして、夏にはみんなの「手前みそ」が出来上がります。ご参加くださった皆さま、ありがとうございます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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