豆は「しあわせ」のタネである

【東京・日本橋】あんこ博覧会をのぞいてきました

東京のあんこの祭典も覗いてみたかった

阪急うめだ本店で秋に開催される「時をかける あん」を知って、6〜7年。毎年欠かさず通っています。

そして、関東では「あんこ博覧会」が開催されていると知って1年足らず。東京ではどんなふうに開催されているのだろう? 大阪バージョンだけで知った気になるのは、井の中の蛙になってしまう。東京も見てみなければ・・・ と、機会をうかがっていました。

マークしていた甲斐あって、先週の出張時についに実現。念願が叶いました。

日本橋三越で開催されているとのことで、紺地に「〇」に「越」マークが白抜きされた暖簾をくぐり8Fの催事会場へ。バレンタインチョコを販売する「スイーツコレクション2025」会場の奥で開催されていました。

 

あんこ博覧会®︎

「あんこ博覧会」まるアールが付くのですね。

会場には、全国各地のあんこの名店が多数出店されていました。1/29〜2/4までの前期と、2/5〜14までの後期に分かれ、通しで入る5軒と、前期から後期の途中まで出店する1軒を除き、前期16軒と後期17軒が入れ替わりで出店されています。

私が伺ったのは前期の最終日。会場をぐるりと1周して、全体をチェック。

知っている店は、京都の『亀屋良長』と『京らく製あん所』、鎌倉の はとサブレーの『豊島屋』が出店されていました。

あんこを使ったお菓子、どら焼き、きんつばなど、知らないお店ばかり。気になるあんこ菓子はたくさんあったけど、持ち帰りにかかる時間も考えて商品を選びました。

買ったのは3軒で5品。京都まで持ち帰って味わいました。

 

あんこ博覧会 和菓子を実食

◎どら焼き 舟坊/福島市

フロマージュ・オ・みそ 450円

白餡にクルミの粒々がアクセント。あんを下にするか、クリームを下にするかで、味わいが変わる。私は白餡を下に置いて食べる味が好きでした。

無花果の味も、おいしそうでした。機会があればまた・・・

 

◎きんつば 中田屋/金沢市

きんつば ひよこ 194円(下の写真左)

ひよこ豆のきんつばがあるなんて! と、うれしく購入。きんつばの薄皮の中に、ひよこ豆の形状がくっきり残っていました。最初は豆の食感がかたいような気がしましたが、食べ進むうちにひよこ豆あんの甘さとのバランスを考えた食感なのだろうなと納得。

金沢弁では「こぼこぼとした食感」というそうです。

きんつば フロマージュ 270円(右奥)

きんつば表皮の薄皮の中に、チーズ風味のレモン味。白餡がベースに使われています。会場には、実演販売のコーナーもありました。温かいうちは、どんな味がするのでしょう? 温かいと、もう少しやわらかいのかも?

きんつば うぐいす 216円

うぐいす餡のきんつば。甘い。記憶にある安心の味わい。変わりダネもおいしい。ベーシックもおいしい。

 

やっぱし、問題は薄皮ですよね。

自分できんつばを焼いてみると、和菓子屋さんのきんつばをいっそう美味しく感じます。どうしたらこんなにうまく、うっすい衣になるのでしょう???

 

◎菓子舗 間瀬/熱海市

Ann de shocolat (アン・デ・ショコラ) 367円

濃厚な「あんチョコ」のかたまり。微かにあんこの味もするけど、やっぱりチョコが強いかな。バレンタインシーズンならではの美味しさです。

売り場におられた若い男性店員さん、どのお店の店員さんより好印象でした。

ーーーーー

日本橋三越の「あんこ博覧会」、近くだったら後半も行ってみたいものです。

規模的には、阪急うめだ本店の「時をかける あん」のほうが大掛かりな気がしましたが、期間的には三越さんのほうが長く催されています。

「あんこ博覧会」がいつから始まった博覧会なのか、その歴史を知りたく探しましたが、ヒットしません。きっと、相当長く続いているのでしょうね。

また来年も、行けますように 😊

関連記事

コメント

    • 美恵子髙橋
    • 2025年 2月 15日

    のどかさん
    あんこ博覧会凄いですね。
    直近の異常気象による物価上昇特に継続されるのは。
    あんこ大好きです。でも小豆の値上がりに作る回数減ります。
    ご活躍嬉しい限り。夢中になれるのは良いことです。

      • Nodoka
      • 2025年 2月 15日

      髙橋さま はい、あんこ博覧会、そそられるお品だらけで見応えありました。
      おいしいあんこに欠かせない、おいしい小豆や手亡豆、生産者さんに感謝です

  1. この記事へのトラックバックはありません。

豆行事や催しなど

2025年 3月
« 2月   4月 »
      1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31       

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー