豆は「しあわせ」のタネである

自家製あんこの大福もち

秋に向けての試作 その2

前回の「金時豆を使ったトマト煮込み」に続く試作は、大福もち

気まぐれにつくった自作のあんこがあったから、大福もち1個につき20g使うあんこ用にエリモショウズの自家製あんこを丸めました。自分好みの市販のあんこを買って丸めてもかまいません。そのほうが、断然お手軽、気軽に作れます。

今回の試作も検証係。大福餅の生地にクルミやピスタチオなど、木の実を混ぜて作る大福もちです。

 

生地に寒晒粉と水、砂糖を使います。羊羹を作った時も思いましたが、正直なところ

「えー、こんなに砂糖を使うの??」と驚きました。

大福の生地って、粉より砂糖のほうがたくさん入っている! あの「ぷにゅぷにゅ感」は、砂糖の影響力によるもの‥‥ 仕事でなければ、おそらく一生作らなかったかもしれない大福もちを試作しての感想でした。

最初はべとべと、手粉の片栗粉をたっぷりまぶすことで大福っぽくなりました(^^)

 

試しに豆餅も‥‥

ローストして刻んだくるみに加え、水煮にしておいた赤えんどう。自己流アレンジで2種類の大福を作ってみました。どちらも生地にくるみや赤えんどうを混ぜてあんこ玉を包みます。

イメージしたのは、出町ふたばの「豆餅」でしたが、やはり‥‥ あの味を目指すのは20年、30年早いと実感しました。いやぁ、30年後も生きてたら、ふたばで買ったほうが美味しいと思います。

赤えんどうを生地に均一にばらすのが難しい

赤えんどうを生地から飛び出さないように馴染ませるのが難しい

1回作ったくらいでは、どうなるものでもありません。

 

くるみ大福は、素人の手づくり和菓子っぽくて、そこそこ食べられるかなと思いました。

和菓子も洋菓子も、やっぱりプロの職人さんの仕事は、繊細で美しくてバランスが良いなと実感したレシピ検証係の仕事でした。作るのは楽しいけど、おいしいのが食べたかったら好みの味のお店で買うほうが確実においしいように思います。

これまでにも増して和菓子(餅菓子)を買うとき、作ってくださった方への敬意が高まるような気がします。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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