豆は「しあわせ」のタネである

枝豆を料理に使おう

枝豆は乾燥大豆より手軽に使えます

茹で上がりが枝豆とそっくりの青大豆。水洗いして水浸けし、もどして水煮にすると1晩+40〜50分ほどを要します。大豆の未成熟豆である枝豆は、水にもどす必要もなく、そのまま使えるから手軽です。

枝豆をサヤごと茹でて豆を取り出し、料理の最後に加えると、色鮮やかな緑色がキレイなまま、彩りになります。

枝豆を茹でる時間を省略するなら、フレッシュなサヤから豆を取り出します。そして、煮炊きの終盤に加えてください。早くから入れると、生の豆はヤワヤワになって残念な食感になります。

そこを意識すると豆好きさんの強い味方、蒸し豆やドライパックの直ぐに使える豆同様、扱いやすい便利な豆です。

豆の栄養と、野菜の栄養、両方の良さを合わせ持つ枝豆は、塩茹でにしてパクパク食べるのも良いけれど、料理にも上手に活用してください。

 

枝豆入り肉じゃが

いつもの「我が家の肉じゃが」に、サヤから出した枝豆を加えるだけ。食感が残るようタイミングをみて加えてください。

出汁の味を沁み込ませたいときは、じゃがいもに火が通りつつある頃にフレッシュの枝豆を加えてください。

 

 

ナスと枝豆の和えもの

弘前では「津軽そば」の名店として知られる「三忠食堂」で教わりました。

①食べやすい大きさに切った茄子を熱し、砕いた枝豆と合わせて、白みそで和えます。ほかに調味料は加えていないと言われていました。

 三忠食堂さんでいただいた「茄子と枝豆の白みそ和え」

②私はアレンジできゅうりも加え、茄子のなめらかさにシャキッとした食感を合わせています。個人的好みで、枝豆はつぶさないまま混ぜています。

スパニッシュオムレツ

①じゃがいもの替わりに、枝豆をたっぷり加えます。卵、玉ネギ、枝豆、ベーコン、その他ピーマン、ホウレン草などお好みの野菜を使います。

②溶き卵に①を加えて焼きましょう。フライパンにオリーブオイルをひいて、卵液を入れたら、蓋をして極弱火で15〜20分ほど焼きます。

③表面がかたまってきたら上手に裏返し、反対側も焼きます。

作り方はコチラを参照してください。⇒ 豆たっぷりのスパニッシュオムレツ

 

枝豆と小松菜の白和え

①蒸し茹でにした小松菜を食べやすい大きさに切って、茹でておいた枝豆と合わせます。

②絹ごしとうふの水を切ってほぐし、白みそ、すった白ごま、塩少々、みりん少々と混ぜ合わせます。

③①と②を和えたら出来上り。

 

枝豆のポタージュ

大豆でも、いんげん豆でも美味しい豆のポタージュ・スープは、枝豆で作ってもおいしいのです。若い豆の味わいが心の栄養にもなりますね〜

①茹でた枝豆と、薄くスライスして炒めた玉ネギをミキサーにかけます。

②鍋に移して、かたさ具合を見ながら好みのトロミになるように牛乳を加え温めます。塩、コショウで調味し、仕上げにみじんパセリやオリーブオイルをたらしてください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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