えだまめ実験〜食べまくり
枝豆の仕事で東京へ
ここしばらくの枝豆料理試作は、某出版社からの依頼で5月発行の雑誌に掲載されます。
世間が騒いでいる新型コロナウイルスによる様々な自粛や自宅待機について、私も知らないわけではありません。テレビを視てると、視なくても点けているだけで耳に入ってきます。
東京に行くか、否か。電話で密に連絡を取りながら、双方が同じことをするのはどうか? など、編集者さんと話し諸々考えましたが、おそらくそれでは伝わりません。雑誌の誌面を作ってくださるような方は研究熱心で、飲み込みも早く賢い方々ばかりですが‥‥ 「電話とメールで作るページは、熱量が低い。それでは、せっかくのページに枝豆の魅力が満ち足りない」と思いました。
豆好きな人を増やしたい。豆料理を作る人を増やしたい。と常々考える者としては、ページを割いていただけるのは、絶好の機会です。もしも私が新型コロナウイルスに罹患したら、引きこもり生活2週間〜最々悪、命を落とすことになったら? とMAX悪い状況も想定しました。
数日考えて、「野口英世先生が志高く黄熱病の研究に身を投じ、その病に命を落とされたことを考えると、豆のことで私の人生の幕が下りることになれば、それはそれで本望」という考えに至り、東京出張をお引き受けしました。
枝豆実験は楽しいな
発行前ですから具体的な内容は控えますが、とにかく楽しい時間でした。枝豆の調理方法や条件を変えて、何種類も食べました。わからなくならないように、都度メモを残しながら食べました。
私の提案が通り、助っ人ではなく「若いパートナー」を1人立てていただきました。
出張前日に提案し、彼は実験前夜に編集長命令で「枝豆の味覚検証係」に任命されたとのこと。25歳のNさん、宮崎県のご出身です。同じ九州人として、親近感を持って臨みました。
Nさんが食べる。私が食べる。編集者Mさんも食べる。カメラマンSちゃんも食べる。いちいち、みんなに勧めながら枝豆実験は進行しました。
「ボクの1番はコレですね!」「やっぱ、こっちがおいしいよね」「もう、この味を知ったら引き返せませんね」「そうやろ〜、おいしいやろ〜 😄」
料理写真は、たくさん試作して新作も出した中から2品が選ばれ、その2品をキッチンスタジオで再現しました。
料理撮影後は、編集部のほかのスタッフさんも交えて皆で実食。
「えだまめをおいしく食べるには、いろんな調理法やテクニックはあれど、こうしてみんなで食べるのが何よりおいしいと思います」、これが私の結論でした。
Mさま、Sちゃん、Nさん、充実した時間をありがとうございました。発行前の入稿、色校正、念校まで、どうぞ、よろしくお願い致します!
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