豆は「しあわせ」のタネである

【EXPO 2025】オーストラリア産 穀物・豆類・麺類セミナーに出席

大阪・関西万博3回目はVIP待遇での訪問

6月10日、万博オーストラリアパビリオンにて開催された豆と穀物のセミナーに出席させていただきました。AMAKASU TRADING 甘糟 薫一郎さまからのご案内で、豆のインフルエンサーとして参加させていただけましたこと、有り難く御礼申し上げます。

あいにくの雨降りにも関わらず、VIP証明書のおかげで大回りすることも傘をさして並ぶこともなく、スイスイと入場できました。パビリオン内では豆のお仲間とも再会できて、ともにオーストラリアの穀物事情について学ぶことができました。

私にとっての学びと感じたことなどを記録し、今後、オーストラリアの豆を探求していく足がかりにしたいと思います。

 

学びと試食

◎セミナーは、オーストラリア貿易投資促進庁 ポール・グライムス長官の開会の言葉から始まりました。「日本はオーストラリアの重要な市場の一つで、様々な食品のサプライヤーとして長期的パートナーとして関係を築いていきたい」というようなお話しでした。

◎次にオーストラリア政府代表 ナンシー・ゴードンさんのスピーチ。「小麦やうどん、蕎麦など、日本の食糧安定供給のためにも日豪の強固なビジネス関係を。パビリオンは『太陽の大地へ』がテーマで〜 」というような内容。

◎西オーストラリアの農業組織CBHのカルべさまは、オーストラリアの地形や気候風土による農業の様子などをお話しくださいました。

・オーストラリアは標高が低く雨が少ない乾燥した土地で農業を行うため、干ばつとの戦い。年間800ミリの雨が必要なのに、450ミリしか降らない。

・オーストラリア国土の48%が農地であり、アメリカの農地面積に等しい。農業従事者は人口の2.7%、32万人で、国内市場と輸出用の作物を生産している。

・オーストラリアは国内市場が少なく、輸出の割合が多い。日本向けにも多くを輸出している。オーストラリアの生産者は、日本の食料安保に資するべく、日夜努力している。

◎さぬきうどん 吉原良一さんは、ASW(オーストラリア スタンダード ホワイト)小麦とうどんについて、お話しくださいました。

オーストラリア小麦は、白くなめらかでモチモチとした弾力性がある。絹のようになめらかで弾力ある  さぬきうどんの麺を打つのに適している。

サガミホールディングスさん「国内産の夏蕎麦は雨季の影響で安定しない。乾燥するオーストラリアは蕎麦栽培に適している」

◎「いいちこ」の三和酒造さん「お酒の神さまは蔵のなかに宿る」「世界を Wa でいっぱいに」

<記載内容に誤りなどありましたら、私の認識違いです。訂正いたしますので、ご指摘ください>

お話の途中に、関連する食材を使った料理とオーストラリアの魚や羊肉料理、スイーツの試食が提供されました。オーストラリアのスパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、麦焼酎 いいちこの試飲もいただきました。

福岡県から参加された森光商店 高砂屋のYさんと数年ぶりの再会。Yさん、E氏のお隣席で学ばせていただきました。

 

AMAKASU TRAIDING 甘糟 薫一郎さんスピーチより

◎甘糟さんは、コロナ期前までは毎年オーストラリアに視察に行かれていた。

◎食生活に豆を採り入れることは、SDGs的にも地球環境的にも貢献することにつながる。日本では年間5〜6万トンの豆が生産されているが、オーストラリアの大規模農業は格段に多くの豆を生産されている。

◎乾燥した気候のオーストラリア農業は、病虫害が少なく、残留農薬検査などを厳しく行うことで安全性も高い。

◎ひよこ豆、そら豆はもちろん、今後は関税0%のエンドウ豆や、レンズ豆・緑豆なども輸入量が増えていくと期待する。

◎アメリカでは豆がブームになっている。豆はケール以上に健康に良い食べ物として意識されている。

甘糟さんのスピーチもまた、わかりやすい資料にまとめられていました。勝手に出して良いのかわかりませんが、豆の仲間たちのために残しておきます。

 

 

オーストラリア パビリオンにて

セミナー終了後は、VIP待遇で予約も並ぶこともなくパビリオンを見学させていただくことができました。

オーストラリア大使館、パビリオンの皆さま、甘糟さま、ほか関係各位に心より感謝し、御礼申し上げます。貴重な機会を、ありがとうございました。

太陽の大地・オーストラリアへも、いつの日か豆探検で訪れることができますように・・・

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コメント

    • 美恵子髙橋
    • 2025年 6月 11日

    のどかさん
    凄すぎ。ビッグ待遇でオーストラリア館それも豆探求家として。万博で実現し嬉しいです。
    努力の賜物です。さらなる発展を。

      • Nodoka
      • 2025年 6月 12日

      高橋さま いつもありがとうございます。
      いくつか違って伝わってしまったようで、誤解をとかせていただきます。

      私が凄いのではなく、ラッキー、幸運なことでした。
      ビッグ待遇ではなく、ビップ待遇にあずかることができたのは、お声かけくださった甘糟さまのお力あってのこと。ゆえに、ラッキーでした。

      「インフルエンサー」とご紹介くださいましたが、大した影響力はありません。豆探検家を懐の大きな皆さま方が応援してくださったいる、ありがたいことです。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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