豆は「しあわせ」のタネである

「世界マメの日」記念セミナー 試食会にて

講演会のあとに豆料理の試食会

2月3日、立春。2025年「世界マメの日」記念セミナーの2部は、豆料理の試食会でした。

ホテルメトロポリタンエドモントの総料理長より、豆料理の説明。全21種の豆料理が食べられるとのことで、テンションが上がります。

「小豆を甘くしない使い方で起用しています」「豆は油(脂?)との親和性が良いと感じました」などが記憶に残りました。

 

▲ 甘粕さまより、試食会はじまりのご挨拶

▲ 薮光生先生。今ではセットになっている節分と豆まき、室町時代頃から行われるようになったとか。

「鬼は外、福は内」の前に人々は「天に花咲け、地に実れ」と唱え、豆まきは畑に豆(タネ)をまく擬似行為でした。豆は欠かせないもので、鬼(災い)を撃退するのみならず、豊作を願う気持ちもあったのでしょう。

というようなお話だったかと・・・ 薮先生のありがたいお話でした。

▲ 杉原産業 杉原社長

▲ 「あずき博士」、ホクレンの加藤先生。長らく「豆を育て、豆料理を作り、豆料理を食べる生活をしています」というようなコメントが残りました。

▲ 「豆兄貴」こと、訓子府の農家さん、石川修さん。

 

試食メモ

▼ こちらが提供された豆料理のメニュー。

豆料理21種、全制覇するつもりで参加したのですが・・・

▲ レンズ豆は、グリーンレンテル? 小粒のレンズ豆を粒感残しにすることで、存在感があるなと思いました。

 

 

▲ 穴子と合わせる発想は、すごいと思いました。甘醤油味にいきそうなところをカレー風味に。和の食材合わせの豆料理が、カレー風味のテリーヌにまとまるとは!

金時豆の生ハム巻き、温かい状態も食べてみたいです。

 

 

▲ 牛フィレ肉? あれ、ホテルで合成肉? と思ったのは小豆のクルートが被っていたのですね。コース料理の一品で説明を聞きながら味わう、とかでないと私のような素人にはわからないかも? もう1回、小豆のクルートを意識して味わってみたいです。

鶏もも肉、安心のおいしさでした。

 

▲ カレー2品、もたもたしてたから無くなってて、味わうこと叶わず。名前と色でおおよその想像はつきますが、食べたかった・・・

 

▲ カプチーノ風を実現するのに、泡が消えないようホテルの料理人さんが3人がかりで提供してくださいました。やわらかな味わい、おいしくいただきました。

レンズ豆スープのほうが、濃厚な味わいでした。

 

▲ 味わうこと叶わず・・・ 花豆の串カツは食べたかったな・・・残念💦

 

▲ おそらく「白いんげん」「赤いんげん(レッドキドニー)」「うずら豆」は輸入豆ですね。あ、ひよこ豆も。

この辺りの一連、味わうこと叶わず。人だかりに並ぶ覚悟ができなくては、完食ならず💦

 

▲ カレーおはぎ、レモングラスが効いてるなと感じました。豆ペーストは甘くしなくても、おはぎになる! フムス風味とかファラフェル風味とか、遊べそうです。

お汁粉は、タピオカミルクみたいな味わいでした。

 

▲ 豆を大切に作られたスイーツ。ほうじ茶ロールも抹茶ブラウニーも、おいしくいただきました。

 

▲ 美味なるタルト。栗と大納言は、栗が勝ってしまうんですよね・・・ 

 

▲ 豆パウダーのざらつきを感じさせないムース。2つの味わいで、豆料理 計21種でした。

こうして並べてみると、今回は15種類の豆料理を味わうことができました。

どれもとても丁寧に作られていて、美しいのです。

ふだんから、豆料理は家庭料理向きと思ってきましたが、ホテルのシェフが考案される豆料理は、毎年ホントお見事です。

上記のうち3種類の豆料理レシピをいただきました。花豆の串カツ、作ってみよ〜 😊

 

セミナーのおみやげ

▲ レシピ本と豆4種。皮付き茶レンズ豆・小豆・レッドキドニー・ひよこ豆

「豆料理をラクラクおいしく!」の冊子。前から気になっていた炊飯器で豆を煮る方法が載っています。試してみよう・・・

 

今回のセミナーも、たいへん有意義な学びの時間となりました。日本豆類協会と雑穀輸入協議会の皆さま、ありがとうございます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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