豆は「しあわせ」のタネである

埼玉県産えだまめ「いるまめ」

京都タカシマヤで買いました

タカシマヤに用事のついでに、地下の野菜売場を覗きました。いつもの食品スーパー各店や大丸とは違った産地の枝豆があることを期待して‥‥。

タカシマヤも八百一さんが入っています。八百一本館、大丸の八百一、そしてタカシマヤの店と、ありがたいことに、それぞれちょっとずつ異なる枝豆が売られています。

タカシマヤで買ったのは、「JA全農さいたま」のえだまめ。

税込399円でした。枝豆にしては珍しいことに、「JAいるま野」の生産者さんのお名前も載っていました。

「いるま野」は初めて耳にする地名でした。ご親切に袋の裏に地図あり。

いるま野? どこ? 入間市のこと? と思って結局ネット検索してわかりました。いるま野は、埼玉県川越市の農協さんの通称のようです。

 

「いるまめ」を食べてみました

JAいるま野おすすめの「おいしいゆで方」は、最初に水洗いして塩もみ。沸騰した湯に入れ、少しかために茹で上げ、あおぐ。塩少々ふりかけてOKという流れです。

私は、水洗いして大さじ1/2程度の塩をして、冷蔵庫に約2時間。塩を洗い流して南部鉄のフライパンで蒸し茹でに。フタを開けて水分を飛ばし、ザルに上げてあおいで冷ます。という流れで、最近は枝豆調理をしています。

「いるまめ」は3粒豆が多く、3粒豆:2粒豆が7:3くらいの比率で混じっていました。これって、かなり珍しいです。普通は2粒が多く、3粒は3割〜4割くらいです。

クビレがはっきりした莢と、ゆるい莢が混じっていました。豆粒は比較的大きくて、蒸し茹であともキレイな黄緑色です。

調理中から茶豆のような香りが漂ってきました。そそられる香りです。蒸し茹で上がりにつまんでみると、ほの温かいうちは味がちょっと薄いように感じて、いつもですと使わない「後塩(あとしお)」をかけました。

温かいうちはタンパク質のプリッとした感じより、デンプン質が多い印象を受けます。味的には、茶豆風味が2割くらいの感じで、青豆の味わいが勝っていると思います。

莢の内側、豆粒との間にある莢の軟骨のようなのが気になります(黒枝豆とかで感じるアレです。莢のナンコツ‥‥と勝手に名付けました)。

常温に冷まして冷蔵庫に保管し、翌日食べてみると、それには茶豆の香りがありました。

*7/6追記 6/末に購入した「いるまめ」の品種について問合せしました。枝豆の特徴から考えて、おそらく「神風香」だろうと、JAいるま野 セキ様に教わりました。

「いるまめ」推奨品種は、神風香、味風香、夏風香、湯あがり娘、恋姫、陽恵 とのことでした。「いるまめ」は5月下旬から8月いっぱい出荷されます。意識して時期をずらして、また買ってみようと思います。セキ様、ありがとうございます。

 

*そのほかの枝豆については、豆なブログ「枝豆のこと」に書いています。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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