豆は「しあわせ」のタネである

【京都】上七軒 界隈〜豆あるき

9月というのに、陽射しがまだまだ眩しいですね。過日、妖怪ストリートの「めだか屋」さんに水槽に入れるエビを買いに行った帰り、界隈を歩いて来ました。

好きなお店、気になったお店の記録です。開いていなかったお店も含め、1軒ずつ訪ねてみたい気がします。

 

豆・おとうふ・あんこ の名店

◾️「あん、どうぞ」の中村製餡所/大将軍 妖怪ストリート沿い/8時〜17時/水・日定休

「時をかける あん」ほか、催事等でも人気の「あんこ屋さんのもなかセット」はじめ、粒あん・こしあん・白あんなど購入できます。

京都に暮らし始めて間もない頃に見つけて、何度か足を運びました。

 

◾️「北野名物 長五郎餅」の長五郎餅本舗/一条通七本松西入/9時〜17時/木曜定休

天神さん(北野天満宮)の境内に茶店があり、その実店舗を見つけてうれしくなりました。

「長五郎餅」の由来は、豊臣秀吉が催した「北野大茶会」に河内屋長五郎さんが献上したお餅を、秀吉公はたいそう気に入って「長五郎餅」と命名されたそうです。

「北野大茶湯(おおちゃのゆ)」とも云われるこのお茶会は、旧暦 天正15年10月1日(1587年11月1日)から10日間開催されたと残ります。ということは、「長五郎餅」はおよそ440年近く食べ続けられてきているということですね! 現在の御当主さんは21代目 長五郎さんを襲名なさっているそうです。

白くてまんまる、こし餡が入った素朴なお餅。秀吉公に召し上がっていただくと思うと、初代 長五郎さんも緊張されたことでしょう。一つひとつ、気持ちを込めて丸められたことと思います。

長五郎餅 実店舗では2個入りが400円で購入できました。

こちらは、一緒に購入した「夏の御土居」190円、かのこと練乳、抹茶味のバランスが絶妙でした。

 

◾️健康和惣菜ながいき『おまめ』/七本松通と中立売通の変形交差点の一角/11時〜17時/土日定休

リアルな名前にハッとして、前に入ったことがあります。お惣菜とお弁当屋さんです。「まごわやさしい」みたいな食材もたくさん使われており、大豆やお揚げのおかずもありました。

 

◾️京豆腐 とようけ茶屋とようけ屋山本/七本松通一条上ル/7時〜18時/原則、盆正月休みのみ

長〜いお揚げが人気のおとうふ屋さん。以前、毎日新聞に「とうふ屋のある町は いい町だ」という連載を書いていた頃に、取材で3代目店主さんにお話をお聞きしたことがあります。

天神さんの正門前にもお店があり、あちらは食事もできます。本柚子豆腐・青紫蘇豆腐・冷豆菓も好きです。

 

◾️京とうふ藤野TOFU CAFE FUJINO/天神さんの正門過ぎてもう少し行った右側/10時〜17時半/月曜定休

福岡在住の頃より知る京とうふのお店。女将に憧れ、毎日新聞と豆類時報に書かせていただきました。

藤野さんのおとうふは近所のお店で買っていますが、本店まで行くと百貨店や食品スーパーでは買えないようなユニークな商品も購入可能です。

 

◾️おまめ 丹波園/千本今出川の近く/10時〜17時半/日曜定休

外から見ただけなのですが・・・ 丹波黒豆を使った商品をいろいろ販売されています。黒豆と大納言のどら焼き・豆菓子・黒豆きな粉・黒豆茶・ポン酢・黒豆羊かん・黒豆みそなど、目移りしそう。

開いているときに一度、覗いてみたいと思います。

 

◾️おとうふ料理 豆生庵/大宮通一条下ル/11時半〜14時、17時〜21時/月木定休

ここは、上七軒界隈からちょっと離れますが、歩いていたら見つけた気になるお店。ランチタイムの営業もあるようで、一度のぞいてみたいと思います。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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