【徳島市】金時豆入りのお好み焼き
ケンミンSHOW で視て以来、本場の味を求めてました
仕事で徳島県へ。初淡路島を通って鳴門市を通過し、金時豆入りのお好み焼きを食べるために、徳島市へ。
「秘密のケンミンSHOW 極」や、「徳島市公式観光サイト FUN! FUN! とくしま」などで調べてきたお好み焼き屋さんは、店休日や夜営業、「健康診断のためお休み」などで縁がなく、
私たちが伺ったのは『お好み焼 のんちゃん』というお店。
焼き台がある畳の席に通され、ホントに金時豆入りのお好みカップが届いたときには、テンション↑↑
豆粒の粒数を数え、いざ! 焼き始めました。
Q:何粒あるでしょう?
A:15粒ありました。天かす・いかの切り身・玉子の下にキャベツ・小麦粉生地が潜んでいます。
大豆師匠が目の前で「豚金時豆玉」を焼かれ、私は人生初の「いか金時豆玉」を焼きました。
ジュウジュウ!「何度も返すな」「上から抑えるな」などお叱りを受けながらも、どこ吹く風〜〜
ひょひょひょ〜 な気分で焼き上がりを待って・・・
うまいのさ、これが。シャバシャバすぎるか? と思った衣のユルサのおかげで、ふんわりふっくらのお好み焼きに。ソースと甘い金時豆が、互いを引き立て合う感じ。
あちちち、くふふふ、うれしい!
師匠の豚玉も横取りして、心の中で「いか金のほうが、うまいやん」などと思いながら、完食。
「これが、本場の金時豆入りお好み焼きね!」と、うれしく思いました。
金時豆を水戻しして甘煮を作り、お好み焼きに入れる。おそらく自分でできるのだけど、本場で食べる前に試しに作るのは、ご当地への礼に欠くと思いました。だから、手をつけずに待っていました。
金時豆入りのお好み焼き、鳴門や徳島を思い出しながら作ってみたいと思います。
徳島おぼえ書き
徳島市でなぜ、金時豆入りのお好み焼きが日常的に食べられるのか? おそらく、ほとんどのお好み焼き屋さんが出しておられるのではないかと思います。
「Fun! Fun! とくしま」によると
〜甘く煮た金時豆を生地に混ぜ込んで焼くお好み焼き。はるか昔から徳島で食べられてきた、ご当地お好み焼きです。その名も『豆玉』。
徳島では、昔から甘党の人が多かったのか、地域によってはちらし寿司に金時豆を入れることも。同じようにお好み焼きにも金時豆を入れる文化が強く残っています。
徳島市のお好み焼き屋さんには、多くのお店にこの豆玉があります〜
と、紹介されています。
徳島が「甘い金時豆入りお好み焼き」なら、香川県高松市では「あんもち雑煮」が作られます。砂糖の中でも上等な和三盆糖が作られるのも、このエリア。香川は「讃岐和三盆糖」、徳島は「阿波和三盆糖」と呼ばれるそうな・・・
紹介文にある「はるか昔」がどれくらい昔なのかは定かではありませんが、1800年代後期、明治の頃に屯田兵が北海道に豆を携え渡りました。
今でこそ、金時豆は北海道産で知れ渡っていますが、大正金時豆の前から存在する「本金時豆」の前身あたりは、もしかすると阿波の人たちが新開地での飢饉用心に持参されたものだったのかも知れない・・・と、想像したり致しました。
本当のところがどうなのか、北海道大学や十勝農業試験場などに問い合わせしたらわかるかも?
ご当地銘菓と「金時豆入りの 田舎風ちらし寿司」
お好み焼きのあと、師匠イチオシご当地銘菓を求めてお好み焼き店近くのイオンモールへ・・・
和田乃屋さんの「滝のやき餅」
400年の歴史を誇る阿波藩主の御用菓子 と表示がありました。菊文様の焼き印に、こしあんが入る焼き餅。プレーン・抹茶・胡麻の3味。この薄さ、注文してから焼いてくださいます。
そして・・・ 本当に金時豆を入れるちらし寿司があるのか、お惣菜売り場を探検。
お好み焼きのあとで、「見るだけ」におさまりましたが、いっぱい並んでいて、ひと安心。金時豆が入ると「田舎風」になるんですね〜
その後の仕事は、真剣9時間勝負でやり切りました。金時豆お好み焼きのおかげ・かな?
大豆師匠、しごと前に寄り道してくださって、ありがとうございます!!
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