豆は「しあわせ」のタネである

黒豆を煮よう。家庭料理に黒豆!

お正月以外にも黒豆を使おう

豆はマメに元気に働くことに通じるとして、お節料理に欠かせない黒豆。「お正月前は頑張って煮ます!」という方も、お正月過ぎれば1年お預け、なんて方も多いのかも?

おせち料理の黒豆を煮ることができたら、ふだん使いの黒豆は簡単です。おせち料理の黒豆を煮たことがない方も、この機会に上手に煮るコツをマスターしてください(後半に、失敗したくない人のための「黒豆の水煮」の方法を載せています)。

例えば黒豆は、料理のアクセント使いに活躍します。

茄子みそ+黒豆 ▲

ラタトゥイユ+黒豆 ▲

麻婆豆腐+黒豆 ▲

▲ 煎った黒豆の炊き込みごはん

例えば黒豆は、スイーツや甘味にも活躍します。

マフィン+黒豆 ▲

いちご+黒豆シロップ浸け ▲

見本を6つ載せました。炊き込みごはんは、フライパンに水洗いした黒豆を入れ、弱火で時間をかけて煎って、お米と一緒に炊飯器へ。そのほかは、先に水煮にしておいた黒豆を使います。

 

失敗したくない人のための「黒豆の水煮」方法

初めて豆を煮る方へ

豆は水に戻して使います。水に戻すとは、洗剤は使わず水で洗って、新しい水に浸しておくこと。

豆を戻すと、元の大きさの2〜2.5倍くらいに大きく膨らみます。よって私はチョボチョボ使いの場合、1/2カップずつ水戻しするようにしています。

市販の豆は、200g〜300gくらいの袋入りが多いです。よく、一度に全部もどして残った豆は、冷蔵庫で3日ほど保管できますとか、冷凍すれば1ヵ月は大丈夫とか書いてあるのを見かけます。

しかし、冷蔵庫に残した豆は、次の日忙しくて使わなかったり、2日続けて使わなかったりして、忘れてしまいがち。冷凍庫になんぞ入れようものなら‥‥ だから、私はたったの1/2カップを戻すようにしています。

黒豆を水洗いするときは

黒豆は、ほかの豆に比べて皮が剥がれやすいです。水洗いするときは、やさしく洗ってください。小豆はガシガシ洗うほうが良いのですが、黒豆はやさしくやさしく洗ってください。水を2回くらい替えて洗ってください。

黒豆は、新しいほど白い粉を吹きます。大丈夫、汚れているのではありません。

黒豆を水浸けするときは

お正月の黒豆に使うような「鉄釘」を不織布などで包んで入れておくと、鉄と反応して黒い色が残ってくれます。鉄の卵とか売っているようです。私は「鉄まめ君」という、豆の形をした鉄の固まりを一緒に入れて戻しています。

豆はたっぷりの水に浸してください。少ないと、豆が水面から飛び出して、戻り方にムラが出ます。すると、うまく煮ることができません。

黒豆を戻すと、水に赤紫色の色素が出ます。これがアントシアニン。「水浸けしておいた水を捨てると、カラダに良い成分を捨ててしまうことになる」とおっしゃる方もおられます。「豆のアクを吐かせないととダメ」と、浸け水を捨てられる方もおられます。人それぞれです。

どちらにせよ、ボウルに入れて1晩とか、半日とか置いておくので、ほこりなどが入らないように、私は竹の御簾(みす)をフタに使っています。

こんなの100均さんで売っています。四角いのを見かけます。丸い形のは、ザルそば容器に使われていたのを転用しています。便利です。

ガラス蓋や鍋の蓋などですと、豆がもどるとき呼吸ができないと思ったのです。御簾はすき間があるから、豆が窒息しないで安心して戻れるかなと思い、竹のフタにしています。次に100均さん行くとき、見てください。

黒豆を煮てみよう

「鉄まめ君」や、不織布に包んだ鉄釘も一緒に茹でます。その上、私は鉄鍋を使っています。

アクが浮いてきますから、すくい取って捨ててください。

水分が蒸発してきたら、湯を足してください。水を足すと温度が下がって、豆の皮が破けやすくなります。豆が湯の表面から出ているのも、皮が破けることにつながります。

写真の鍋はチビを使っていますが、もっと大きめで湯を多めに入れて茹でるのが良いかも‥‥

茹で時間は、新豆のほうが早く茹で上がります。おおかた30分〜、1年以上たった旧穀でも茹で時間は1時間以内。

タイマーを使うと、焦がさずに茹でるできます。最初は20分、以降10分、10分、5分、5分とかで気にしながら茹で上げてください。

黒豆が茹で上がったら

温かいうちに湯切りをしてはいけません。湯切りすると空気にふれて、温度差で黒豆の皮が破けます。鍋のまま常温に冷ますとか、隣で料理をしてる鍋に、茹で上がりをアミしゃくしですくって入れるとかしてください。

ここまで読んでくださったら、お気付きかと思いますが、黒豆やインゲン系の豆(金時豆やうずら豆、とら豆など)は特に、温度差があると皮が破けやすくなります。インゲン系の豆は煮くずれの原因になります。

黒豆の水煮を料理に使おう

はい、ここまできたら、あとは大丈夫。あなたのいつもの料理に、水煮にしておいた黒豆を気軽に加えてください。サラダやマリネに加えるのもいいです。塩をふって、大根おろしをたっぷりのせてポン酢をかけて食べるのも、おいしいです。

黒豆をふだん使いに活用し、元気に楽しい毎日をお過しください。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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