豆は「しあわせ」のタネである

リトルシェフと豆カレーを作る

2024.11.12

2件

子どもたちと料理する・・・3回目の開催

8月、9月と開催した子ども料理教室の3回目は、3人の男の子が参加してくれました。

作ったのは、お家カレーとポテトサラダ。カレー班に2名、ポテサラ班1名で手分けして担当してくれました。わんぱく男の子3人、よそよそしいのは最初だけ。30分もしないうちに、チームワークがなされてきます。

 

<カレー班>

・お米を洗って、ご飯を炊く。

・もどしておいた豆を茹でる。

・玉ネギ、ニンジンを切って、玉ネギスライスを炒める。

・牛肉を切って、塩コショウ。小麦粉をまぶして表面を焼く。

・炒めた玉ネギスライスにニンジン、乱切り玉ネギ、牛肉を加え煮込む。

・ひよこ豆と白花豆水煮、カレールーを加え、煮込む。

 

<ポテサラ班>

・ジャガイモをたわしでゴシゴシ洗って、皮付きのまま水煮にする。

・もどしておいた豆を茹でる。

・キュウリの薄切りにして塩水に浸し、しぼる。

・ベーコンを細切りにして炒める。

・ジャガイモの皮をむいて、スプーンであらく潰す。

・ジャガイモにキュウリ、ベーコン、秘伝豆水煮、コーンを加え、塩、マヨネーズ、オリーブオイルで和える。

玉ネギで泣きそうになると顔にラップをまき、指を切ってしまって絆創膏を貼り、おなかが減ったとパンをかじり‥‥

子どもたち3人とも、頑張ってくれました。肉を切ったり、野菜を切ったり、焦げないように鍋底をゆっくり混ぜたり、茹でた皮付きジャガイモの皮をむいたり‥‥ いつもはしない初めてのことも一つひとつ体験してくれました。

 

お母さんも一緒に試食会

2回目から、お母さんは子どもたちが作っている時間は外していただくことにしました。仕事に行かれたり、ご近所の散策に出られたりして、出来上がりの頃に戻っていただき、子どもたちの作ったゴハンを一緒に食べる時間を過ごします。

子どもたちは、ちょっとうれしそう。

カレーは「自分で食べきれる分だけ」よそってもらいました。白花豆とひよこ豆が入っています。ごはん、たっぷり。ルーもたっぷり。5年生のお兄ちゃんが、3年生2人を上手にまとめてくれます。

おいしかったよね、リトルシェフと作ったカレーとポテサラ。用意しておいた豆料理も、いっしょに味わっていただきました。

こんな時間が持てるのも、ご理解ある親御さんたちのおかげです。子どもたちが自分で料理する楽しさを知って、将来なにがあっても「食べること」と「料理を作ること」を忘れないでいてほしい。子どもたちが、たくましく育ってくれることを願います。

 

密かな下ごころ

子どもの頃から豆を食べていたら、特段意識することなく豆を食べるようになると思い、食材の一つとして使うことにしました。

水もどしは時間がかかるから、私が下準備をしておいて、野菜を茹でるように何気なく豆の水煮をしてもらいます。茹で上がり一番の豆の旨みが感じられるところを「茹で具合をみて。ちょっと1粒食べてみて」と食べてもらい、「豆っておいしい」と感じてもらえたら‥‥ と考えました。

赤飯の小豆をよけて食べる子が、ポテサラの豆もカレーの豆も食べていました。心の中で、パチパチパチ〜拍手!

世の中に豆好きな人を増やしたい。その思いを胸に、子供のうちから密かに豆の英才教育‥‥ 健やかに、大きくなってね〜😊

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コメント

    • ara
    • 2024年 11月 20日

    親子共々、楽しくおいしい時間を過ごさせていただきました。

    子供たちはレッスンを通して
    さまざまなことを学ばせてもらっているなと感じます。
    私もみなさまに感謝です。

    親としても至らない部分があります。
    このような機会を通じて
    親も子もみなすくすく成長できたらいいな。

    子供が食べることや作ることにより喜びを感じてくれるといいな。

    私ももっといろいろできることあるな、と感じました。

      • Nodoka
      • 2024年 11月 21日

      ara さま いつも親子でご参加いただき、コメントもありがとうございます。

      リトルシェフに参加してくださる子どもたちは、親にたっくさん愛されててしあわせだなと思います。
      その温かさを、毎回分けていただいている気がします。

      世界中の子どもたちが、おなかいっぱいゴハンを食べられますようにと願いつつ、手の届くところからちょっとずつ食育に関わっていけたらと思っています。
      また、ごいっしょできますように

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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