豆は「しあわせ」のタネである

第5回「まめ雑煮の会」を開催しました

創作 まめぶ雑煮

2021年から始めた「まめ雑煮の会」は、今回が5回目。

第1回 2021年1月11日 高松「あん餅雑煮」

第2回 2022年1月15日 奈良「きな粉雑煮」

第3回 2023年1月7日 八女「松延家の小豆雑煮」

第4回 2024年1月8日 博多「ぶり雑煮」+芽のこし さやいんげん

第5回 2025年1月13日 岩手「まめぶ雑煮」

毎回、豆を使った雑煮と豆料理を味わっていただいています。

今回の「まめぶ雑煮」は、こちら。

地味なビジュアルですが‥‥

かつて、NHKの朝ドラで「まめぶ」なる食べ物を知り、いつの日か食べてみたいと念願していたら思いがけず、2024年4月の岩手県豆探検取材で実現しました。

「まめぶ」には根菜と豆腐・しめじ・白玉が入り、白玉の中には黒砂糖と胡桃が入っています。

椎茸と昆布で出汁を引き、醤油とみりんで味を調えるのが岩手流。「まめぶ」に豆は入りません。

「まめぶ」を初めて知ったとき、豆麩? 豆? と興味津々だったことを思い返し、豆を入れた

お雑煮を作ろうと思い至りました。黒糖くるみの小丸餅・国産枝豆の小丸餅をお愉しみいただきました。

餅をつくのに、スローフード京都のマンスリーテーブルで試作し、パンの耳パン教室のパンを捏ねる機械を使わせていただき、小丸餅を作りました。

私の豆活を応援してくださる皆さま、有り難うございます。おかげで豆好きな方々と心地よい時を過ごすことができました🙇‍♀️

 

9種類の豆を味わっていただきました

「豆雑煮」以外の豆料理は、私からのお礼の気持ちと試作をご賞味いただきたいという試みです。今回は年明けから準備を進め、2日前くらいから本格仕込みをして全力でやり切った感じです。

ご参加くださった皆さま、ぜ〜んぶ食べてくださって、ありがとうございます!

 

第5回 新年まめ雑煮会 おしながき

◎祝酒 「春秋萬歳」裏千家16代家元 千宗室さんプロデュース

  /PR TIMES ほか、ニュースリリースをお手伝いしました。

◎先付 いしり干し ほたるいか(金沢)・すずしろに七尾みやげを添えて

◎雑煮 まめぶ雑煮 2種のまめぶ餅(黒糖くるみ小丸餅・枝豆小丸餅)と根菜・しめじ・京とうふ・結び干瓢を一椀に

◎かゆ 麦じょうす 本来は白いんげんを、小正月を前に大納言あずきに置き換えて

◎副菜 キャベツとレンズ豆のレモンサラダ 澤井醤油のだし醤油 使用

    北関東の郷土料理「しもつかれ」 岩手県産煎り青大豆 使用

◎甘味 すはまの押しもの まいまい京都の訪問先「すはま屋」謹製

    豆すっとぎ 二戸で教わった郷土菓子 青大豆 岩手みどり使用

◎ 茶   ほうじ茶「能登 復興茶」 七尾産

<ご試食>

◎マメバッカ 白金時・和知大納言・栗豆・レッドキドニー・青えんどう・オレンジピール・五穀

◎食べくらべ ベラベッカ(タカキベーカリー)、栗豆のシュトーレン S’ギフトバージョン

 

雑煮と郷土料理

ここ5~6年、意識して雑煮を作るようになり、地域性と縁起を大切にする食べものであることを強く感じています。「雑に煮る」と書く雑煮は、作り方が雑なのではなく、身近にある食材とお正月だからの贅沢を「雑多に煮込んだ汁もの」という意味かなと思います。

「雑煮はふるさとだ」、「郷土料理はおおらかだ」

地域性のみならず、そのご家庭ならではの味がある「雑煮」が大切に受け継がれていくことを願い、豆の人ならではの創作を加えながら、毎年1月に「雑煮会」を続けています。

よろしければ、2026年の豆雑煮会へのご参加をお待ちします。

スミマセン、全員分のお写真を撮り損ねました💦

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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