豆は「しあわせ」のタネである

岩手の郷土菓子「豆すっとぎ」を作る

豆類時報の取材で岩手「食の匠」さんに教わりました

2024年4月に訪れた岩手県の豆取材で、二戸にお住まいの「いわて食の匠」桂川祥子さんに教わったうちの一つ、「豆すっとぎ」を作りました。

「豆すっとぎ」は「豆しとぎ」とも呼ばれています。

冷凍保存がきくから、次の「豆雑煮の会」で岩手の「まめぶ雑煮」といっしょに、皆さまに味わっていただこうと思います。

桂川さんによると「秘伝豆」や「あおばた豆」では色の出が悪いとのこと。富澤商店で購入できる岩手県産の青大豆「岩手みどり」を使いました。

「岩手みどり」は黒目の大豆です。成型すると、黒目はモスグリーンのように粒々が見えます。

 

豆類時報に掲載された取材原稿の「豆すっとぎ」レシピを載せておきます。

次回メモ

桂川さんレシピでは、砂糖は(好みで量調整)となっていましたので、3回目は少なめにしました。「もちきび」の手持ちがなく「もち粟」で代用。

五木好みの豆すっとぎ 分量

・岩手みどり(青大豆)  200g

・米粉  200g

・もちきび/もち粟 20g(豆の1割)

・上白糖  150g(甜菜糖やきび糖、三温糖などは仕上がりの色が濁るので、白い砂糖がおすすめ)

・塩  大さじ1.5

 

失敗から駒?

昨春に教わり、自分で作って以来でした。

久々に作ったから、フードプロセッサーで豆を潰すときよく回らなくて、煮汁を足してしまいました・・・

そのせいで、やわらか過ぎて成型するにもユル過ぎ。

仕方なく、米粉を分量の2割加えるもままならず。ユルイまま、一口サイズにカットして試しに焼いてみました。

ほら、豚骨ラーメンも清湯スープを高音で炊きつめてしまって白濁した、いわば失敗の産物。何とかなりそうな気がしました。

焼いたら甘さがたって中はぶにゅぶにゅ、外は香ばしく、濡れおかきのような感じ。焼き立ては、なかなか美味しい。かも? 冷めると微妙? これ、モノになるかなぁ・・・?

正規の「豆すっとぎ」は、豆と米粉と砂糖の素朴な甘さが「昔おやつ=郷土菓子」の印象。実際に仙台では、商業施設のふるさと土産コーナーで販売されていました。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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