豆は「しあわせ」のタネである

とうふ屋さん探検「京とうふ 並河商店」

とうふ屋さん巡り

毎日新聞に「とうふ屋のある町は いい町だ」という連載を書いています。月に1回、関西版の夕刊に掲載されます。

金曜の晩に編集長とご一緒させていただきました。そして「連載の1年目は、みんな回せるんだけど、2年目が続かないんだよね」と。私の生活圏のとうふ屋さんも、そろそろ底をついてきて、自分とは縁が薄い地域のとうふ屋さんも、せっかくだから訪ねてみようと思っています。

だってね、「とうふ屋のある町は いい町だ」の連載があるおかげで、とうふを求めて知らない町を訪ね歩くキッカケができますから。とうふをキーワードに、京都探訪。なかなか良いと思いませんか?

 

夜8時まで開いてるとうふ屋さん

連日の30℃超えで、頭はふらふら。昼間に出歩くと陽焼けするから、活動開始はおおかた5時過ぎから‥‥ と横着になりがちな昨今です。

 

ネット検索で見つけたとうふ屋の「並河商店」さん。朝6時から夜8時までやっておられます。コンビニっぽいとうふ屋さんです。私が着いたときは、夜7時くらいでした。

ショーケースには、もう残り少なくなっていて、店番をしておられた男性とお話をして4品選びました。

1.黒ごまおぼろ 190円

2.ソフトもめん 190円

3.お揚げ    190円

4.がんも×2   120円

買う人がわかりやすいように、おおかたの商品を190円にしているそう。心の中で「だったら200円のほうが、もっとわかりやすいよ」と思ったけど、それはきっと、歳月と共に変わってきて、令和元年の昨今が190円設定なのでしょう。

怪し気に根掘り葉掘り聞く客に、男性はショップ名刺をくださいました。

このお顔みたいな男性、私より若い? 歳上? きっと、とうふ屋の若旦那なのでしょうね(^^)

 

黒ごまおぼろとうふ

初めてのお店に行くと、私は自分の知らない商品を買いたい派です。並河さんでは、「黒ごまおぼろ」とうふを一番にチョイスしました。白ごま入りのとうふは、大徳寺の近くの「京豆腐 小川」さんのを食べたことがあるのですが、黒ごまで白いとうふに色を入れたとうふは初めてでした。

「黒のほうが味が濃厚で、あっさりしたほうが好きなら白ごまが良いと思います」と、とうふ顔の男性はにこやかに対応してくださいました。

並河さんの黒ごまおぼろとうふ、包丁の先で開封するときから、もう黒ごまの香りが届きます。一口目、「あ〜、黒ごまやん!」と。

とうふ顔さんによると、とうふは何も付けない、塩を付ける、醤油をかける、の順に食べるのが良いそうです。私も、その食べ方に賛成! とうふによっては、醤油よりポン酢で食べたいものもあります。

黒ごまおぼろは、ひと口目から食べ終わりまで、何もかけずに完食しました。おぼろだけど、箸で持てます。

およそ1/3パック(120g)くらいで、いったい何粒の黒ごまを食べているんだろう? と。とうふ×黒ごまで、すっかりヘルシーになった気がしました。

がんもは、茄子と煮びたしにしました。1コ60円で、人参とゴボウ入りです。

 

並河商店 京都市下京区東洞院通正面上る筒金町50

6:00〜20:00/日・祝休み

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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