豆は「しあわせ」のタネである

好物☆厚焼きピーナッツ煎餅

2020.02.16

2件

岩手名物 南部煎餅

1週間に3回くらい買っています、毎回2袋ずつ。岩手県、宇部煎餅店の「厚焼きピーナッツ煎餅」。4枚入りで100円+消費税8%、ほかに5枚入りのプレーンな南部煎餅と、ごま入り5枚の南部煎餅もありますが、私が買うのは、この厚焼き4枚入りです。

ピーナッツがどかどか入ってて、煎餅の素朴な味わいが妙になつかしいのです。クッキータイプと袋に書かれていますが、クッキーというより、やっぱり「煎餅」なおいしさですね〜。

煎餅のおもてに、なんか絵が焼いてあって、裏には「南部煎餅」と焼かれています。

植物を描いたような、あの絵は何だろう? と思って、製造元に電話をしたことがあります。絵が何かは、電話に出てくださったお姉さんもわからないそうです。

せっかく電話をかけたので、聞いてみました。

厚焼きピーナッツ煎餅のピーナッツは、中国産ではないとのこと。「時期により、アメリカやブラジル、アルゼンチンなどで収穫されたものを使っています」とのお返事でした。

 

ピーナッツおさらい

「ピーナッツは南アメリカが原産で、東アジアを経由して18世紀はじめに日本に伝来した」と、別媒体に原稿を書いたことがあります。ブラジル、アルゼンチン、はい。その辺りですね。

ピーナッツは、ジャガイモや人参などと同じく土の中に実をつけます。でも、ピーナッツ(落花生)もマメ科の植物に分類されます。海外では、大豆とピーナッツは油料作物として扱われ、豆(PALSE)から外されてしまいます。

国産と輸入物の比率は1:9と輸入物が多く、国産は千葉県で多く栽培されています。輸入物は中国産が多いようです。

ピーナッツの栄養を考えると、1粒の半分近くは脂質で、コレステロール値を下げるオレイン酸とリノール酸が豊富に含まれています。タンパク質は大豆より豊富で、食物繊維はゴボウより豊富に含まれています。ビタミン類を含め、健康に良い成分が多く含まれる落花生はカロリーが高いので、1度にたくさん食べ過ぎると肥満につながるとも言われます。

通説によると、ピーナッツは1日に20〜30粒ほどを毎日食べるのが良いそうです。渋皮に抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれるため、茶色い薄皮付きのまま食べるのがおすすめ。

と言うことは、厚焼きピーナッツ煎餅は薄皮ピーナッツがたっぷり入っているから◎ おそらく1枚に20粒くらいは入っていると思います。一気に1袋を食べると、ピーナッツを摂取しすぎですね💦

 

フレスコ丸太町店で

私は、この「厚焼きピーナッツ煎餅」を京都のフレスコ丸太町店で買うことが多いです。フレスコには「お客様の声」を書く紙が設置されています。

以前は5枚入りの2種類と厚焼きが売られていて、ある時から5枚入りしか売られなくなったため、「南部煎餅は4枚入りの厚焼きが、だんぜんおいしいです」というようなことを書いて投函したことがあります。

それからしばらくして、フレスコ丸太町店には4枚入りの「厚焼きピーナッツ煎餅」だけを、段ボールに5段くらい積み上げて売られるようになりました。そう、だから「ありがとうございます!」の気持ちを込めて、以前にも増して買うようになった、というわけです。

あと、食べるとき割って食べるから、1つは割れてるのを買うよう心がけています。おいしいです。

 

<2/21 追記>

最近行ってみたら「厚焼きピーナッツ煎餅」は、食品スーパー入って直ぐのところに置き場が変わっていました。しかも、箱売り表示までありました。やっぱ、売れてるんだ〜

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コメント

    • Max
    • 2020年 11月 18日

    京都でも売ってるんですか?しかも人気笑っ
    自分も今年から気に入って毎日笑っ食べてます。
    たんぱく質摂取と、もちろん美味しいから。
    自分は秋田生まれですが、盛岡に自宅があり、訳あって今はまた秋田に住んでます。
    宇部煎餅店は岩手県民ならみんな大好き『あまちゃん』の舞台、久慈市です。ですから復興のお手伝いも兼ねて食しています。もちろんあまちゃんのアキも大好きですから笑っ
    ぜひ岩手名物、今後もご賞味お願いします笑っ
    失礼しました。

      • Nodoka
      • 2020年 11月 19日

      Maxさま コメントありがとうございます。
      はい、京都でも時々売られています。定番商品でないのが残念です。
      よって、見かけたら必ず買います。南部煎餅、おいしいですよね。
      「復興のお手伝い」の意識もなく食べていました。
      そういうことでしたら、また、スーパーにリクエストを出して引いてもらえるよう努めます。

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豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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