豆は「しあわせ」のタネである

京都 鳴海餅本店の「赤飯ぱうんど ー栗ー」

新発売のパウンドケーキ「赤飯ぱうんど ー栗ー」

鳴海餅さんに栗赤飯を食べに行き、ショーケースに見つけました。

さすが、お赤飯の専門店。ほろりとした米粉の食感が、パウンドケーキにも感じられます。

ちゃ〜んと栗も入っていました。甘露煮です🌰 パウンド生地は、赤飯を連想させるピンク色。なかなか乙女な色合いのパウンドケーキですね。

赤飯ぱうんど  栗 378円(税込)

 

鳴海餅本店の栗赤飯

まいまい京都でも、お世話になっている鳴海餅本店さんは、栗赤飯発売から100年だそうです。

大正13年、1世紀前の京都で赤飯に栗を入れて発売されたということは、鳴海餅さんは創業から100年以上の老舗ということで・・・ 調べてみると100年どころか、明治8年の創業でした。来年3月には、創業150年を迎えられます。

イートインの栗赤飯 638円(税込)/栗なしのセットは594円(税込)

※栗赤飯の販売がいつまでかは、11月上旬に食べたので定かではありません。この前通ったときはまだ、栗赤飯創始100年の のぼりが掲げてありました。確かなところは、お店に確認してください。

 

鳴海餅本店の栗赤飯、栗は職人さんが小刀を使って手作業で鬼皮・渋皮を剥いておられます。前に取材させていただいたとき、店の奥の作業場の向こうの広場で栗を囲むように数人がかりで皮剥き作業中でした。

手で剥くから、渋皮が所々に残り栗の味わいに深みが増すのです。

お赤飯に使われているもち米は、佐賀県産のヒヨクモチ。ずっと昔、もち米が不作で不足した時代に佐賀県産を使い、以降ずっと使われているとお聞きしました。福岡県出身の私としては、九州のお米が採用されてうれしい限り。

小豆は(上の写真はたまたま、あまり写っていませんが)、丹波大納言小豆を使用されています。ふっくら、ほっこりする鳴海餅本店のお赤飯。京都の名門です。

大きなセイロを使って、強い蒸気で蒸されているから、ふっくらモチモチ感が違います。冷めてもかたくなりにくく、パクパクおいしく味わえます。

持ち帰り用をメインに販売されています。サイズが何段階かあって、木箱入り・南天掛け紙の折がおすすめです。

 

鳴海餅本店 京都市上京区下立売通堀川西入西橋詰町283番地 TEL 075-841-3080

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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