豆は「しあわせ」のタネである

甘くない豆のパンを作りたい(1)

パン作りは苦手だから

だいぶ前から気づいてるのですが、私はパン作りが苦手です。書いてある通りにやってるのに、ちっとも膨らまない。フワフワしない。なんか苦手。だから、仕事で作らないといけない時しか作らなくなりました。

でも、豆のパンを作りたい。甘くない豆のパン。何故なら世の中で売られている豆のパンのほとんどが甘いパンですし、甘くない豆のパンをあちこち探すより、自分で作るほうが早いんじゃないかと思いました。

しかし、私は自力でパンを作れないから、習いに行くことを思い立ちました。

甘くない豆のパンを自力で作れるようになるまで、5回なのか10回なのか、習いに行って練習します。

 

パン作り体験教室1回目

教えていただいたのは、京都市上京区の「パンの耳 パン教室」さん。電話予約の時に、どんなパンを作りたいか訊かれ、いろいろお話しして、自分で調理した豆を持参することになりました。

用意したのは白花豆、レンズ豆、貝豆の3種類。味を変えて種類が異なる豆を持参すれば、どれか一つくらい使えるだろうと‥‥。

さすがプロです。先生は食材を見ただけで、3種類の豆を使って体験レッスンをしてくださいました。先生の話で印象に残っているのは「料理とお菓子は食材7割・技術が3割、パン作りは食材3割・技術が7割」という話。納得しました。だから、私は書いてあるとおりにやっても上手く作れなかったのだなと。

 

パンに使う豆 おぼえ書き

・豆を乗せて焼くと皮が破けることは知っていました。先生はハケを使い、具材の表面にサラダ油を塗られました。

・それでも豆の表面が破けたから、トッピングする前に楊枝やフォークを刺して空気の抜け穴を作っておくと破けにくい(はず)だとアドバイスいただきました。次は爪楊枝で、豆の1粒ずつに孔を開けよう。

・パンに合わせるときは豆自体に濃い味付けをし、セミドライ状態にするのが望ましい。

・ちょうど良い茹で加減にしておくと、その後に200℃くらいの温度で焼くため、熱が入りすぎて食感が今ひとつになってしまう。気持ちカタ茹でにしておく?

・豆はパンの中に入れるより、トッピングとして見えているほうが色気がある。焦がさない、破けさせない、やわ過ぎにしないためにどうするか? そこが今後の課題でしょう。

出来上がったパンは先生と一緒に試食して、6個を持ち帰り用にいただきました。自分でも食べて、SさんとTさんにも試食してもらいました。味が淡いのは試食したあとの塩コショウ、調味で解消できました。

白花豆のパンを食べたTさん「おいしい。充分おいしいけど、欲を言えば、豆の食感が感じられないのが残念」。すごいです。先生のコメントと同じチェックをいただきました。解決策は‥‥ ふふふ。小粒の豆を使う、かな?

これから半年、1年かけて弱点をクリアし、甘くない豆のパンを3品 完成させます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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