豆は「しあわせ」のタネである

おいしい週末 vol.42 初夏の号ができました

福岡県久留米市「穀物屋 森光商店」発行のニュースレター

ニュースレター『おいしい週末』は、A4サイズ両面印刷の印刷物です。2ヵ月に1回、奇数月はじめに発行されています。編集とレシピ検証、豆情報提供などで、私も制作に関わっています。

印刷が上がると毎号、私のところにもお送りいただき、配布に協力しています。豆好きな方、雑穀ファンの方、料理好きな皆さま、おいしくできるレシピが載っています。ご希望の方は、コメント欄よりご連絡ください。

 

タコライスに豆板醤を使って

いつものように、制作に取りかかる前に、ここでもレシピ検証をしました。

穀物屋で推奨販売されている豆板醤は、こちらの写真の「安武そら豆豆板醤」です。マイルドな辛さゆえ、「市販品の約2倍量を使用してください」との注意書きがあります。

辛さがマイルドなのは足せば良いのですが、想定する辛さより辛いのは引きようがありません。

今回の試作段階で、メーカーによるチリパウダーの辛さの違いを実感しました。穀物屋では「ギャバン(おそらく業務用)」を使われており、私はそこいらの食品スーパーで「S&B」のチリペッパー小瓶を買いました。

これが、途方もなく辛いのです。裏書きに「いろいろな料理に、HOTな辛みを」と書かれています。当初のレシピの規定量では、涙なしには食べられない、いえ、おそらくフツウの日本人の味覚では食べることが困難な辛さになりました。

穀物屋スタッフさんと検討を重ね、レシピにはフツウの人がフツウに買うであろう、そのあたりの食品スーパーで手軽に手に入るチリペッパーの辛さに調整して掲載しました。

レシピ検証係の仕事って、こんな感じです。

作ってみて「あれ?」「あれれれ?」と思うことを正直に伝え、クライアントもその意見に耳を傾け、市販品を買って再度、実際に試作をし、分量出しを決めてくださる。おいしく出来上がるために足したり、引いたり‥‥ そうやって、毎号「おいしい週末」が出来上がっていきます。

新しいレシピで、この週末、どなたかタコライスを作ってくださっているといいなと思います(^^)

 

余談です

裏面トップに掲載の「食材研究」豆紹介のコーナーに、写真と原稿を入れています。

今回は、レッドキドニー。これまでに9種類の豆を紹介しました。豆は種類が豊富。出し切るまで末長く続くことを願います。

手づくり羊羹は、自分でも驚くほどおいしくでき上がりました。レシピは市販のあんこを使ってOKですが、私はあんこから自家製。楽しかったです。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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