豆は「しあわせ」のタネである

おいしい週末vol.48 初夏の号ができました

Special レシピ

2ヵ月に1回、編集をお手伝いしている穀物屋 森光商店のニュースレター「おいしい週末」vol.48が出来ました。既に配布が始まっています。

制作途中にコロナ騒動が大きくなり、印刷に出したあとで事態がますます悪化して、店の営業を一部縮小されています。Cafeでのイートインもお休み中です。

その結果、現在はニュースレターのメイン料理を店で食べることはかないません。ということは‥‥ 自分で作るのがよろしいかと(^^)

 

豆腐と豚ひき肉のタコライス

タコライスに欠かせないチリの豆は、レッドキドニー。金時豆を細長くしたような舶来物のアレです。

もう、このレシピは何年もマイナーチェンジを重ねて、夏が近づくと登場するレシピです。おかげで今回、初めて「辛さの謎」が判明しました。私はチリパウダーとチリペッパーを混同してしまっていたのです。

チリパウダーはカイエンペッパー、オレガノ、クミン、ガーリック、塩などを混合したスパイスで、チリペッパーは赤唐辛子を粉末にしたもの。辛さの度合いが違うのは当然のことなのです。それに気付かず何年も、涙を流して試作係を務めてきたのでした。

皆さまもご用心ください。

豆腐を入れることでひき肉量が減らせるローカロリー・メニュー。いっそ全部を豆腐にしても良いような‥‥ それではきっと、コクに欠けるのでしょう。

お店で提供されるのと同じレシピを公開されますので、調味料や香辛料もたくさん使います。コリアンダー、クミンパウダー、チリパウダー、中濃ソース、ケチャップ、醤油、豆板醤、塩、黒コショウ、ニンニク‥‥ これだけ入るから、深い味わいになるのですね。

 

秘伝豆のこと

ニュースレターの裏面に「食材研究」という豆紹介のコーナーがあり、そこは以前から担当させていただいてます。

今回は秘伝豆が登場。秘伝豆と言えば山形の県民豆です。2016年夏の終わりに訪れた川西町で、秘伝豆の栽培をされている農家さんのお話をお聞きしました。紅大豆と秘伝豆を見ると、あのときのことが思い出されます。

秘伝豆は、ここで毎年開催している味噌仕込み会で、皆さんと一緒に使っている大豆です。豆の煮汁を飲んでいただくと「え、こんなにあまいの?」と、驚かれます。みそ用はクタクタに煮ますが、ふだんはもっと食感を残して茹でますから、豆自体に旨みがたっぷり。

煮くずれしにくく、すっきりとクセのないおいしさは、たいていの料理にヒョイと加えれば、まずハズレがありません。

あぁ、また食べたくなってきました。笑

 

ニュースレター「おいしい週末」は、豆ラボにも設置しています。ご縁のある方々にお渡ししています。

穀物屋 森光商店 福岡県久留米市城南町5-30 TEL 0942-36-5928 穀物屋ブログ

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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