豆は「しあわせ」のタネである

9月の「琥珀流し」と小椀ぜんざい

大極殿栖園(京都市)は、私の大好きなお店です。この店で出される月替わりの「琥珀流し」は、地元の人にも観光の方にもすこぶる人気です。窓から見える坪庭の金魚も良い感じ。

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これは、9月の琥珀流し「ぶどう蜜」です。食感の異なる2種類の寒天がトゥル〜ンと喉元をくぐるとき、「はぁ〜、京都やねぇ〜」と実感させてくれます。

赤紫色のぶどう蜜に、マスカット・レーズンのみどり色が映えて、色の組合わせも好きです。月替わりの琥珀流しに、9月は2回訪れました。

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「琥珀流し」と共にいただく「小椀ぜんざい」が、豆なブログ的にも絶品なのです。

9月は冷たいぜんざい。丹波大納言小豆を皮感を感じないくらいにやわらかく、それでいて、皮が破けることなく、それはそれは見事に煮てあります。

「どうしたら、こんなふうに上手く煮ることができるのだろう?」と、いつも口にする度に思うのです。汁(つゆ)も、「別立てのシロップに茹でた豆を合わせられたのでは?」と思うくらい濁りなく豆の表情が美しくうかがえます。

 

栖園でいただく「琥珀流しと小椀ぜんざい」、明日からの連休も混み合いそうですね。

11月の「柿の蜜」も、今から楽しみにしています。

 

大極殿本舗 六角店  栖園/京都市中京区六角通高倉東入ル南側

TEL 075-221-3311 水曜日が店休日 10:00〜17:00

 

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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