豆は「しあわせ」のタネである

中村軒の白きんつば

中村軒の日持ちのするおやつ

中村軒を代表する銘菓「麦代餅」や「さくら餅」などは、買ったその日中に食べてしまったほうが良い和菓子ですが、「剛力餅」は2〜3日は日持ちします。「きんつば」「白きんつば」ですと、1ヵ月弱の賞味期限が付いていました。

買うときは、食べる人数やおなかと相談しながら、両方を混ぜて買うといいですね。

写真の左上:白きんつば

左下:さくら餅

右の2つ:麦代餅ミニ

 

 

 

 

 

白きんつば

中村軒では[きんつば]と[白きんつば]の2種類を作られています。

[きんつば]は、京都丹波大納言と北海大粒小豆を合わせて炊いた粒あんが入っています。

[白きんつば]に使われているのは、備中白小豆だけで炊いた白あんです。

ふつう、白あんは手亡豆や輸入物の白いんげんを使われるお店が多いのですが、大福豆や白金時、白小豆を使われることもたまにあります。備中白小豆は岡山県で栽培される白いあずきで、市場に並ぶ北海道産の白小豆と比べても、高価な豆です。

中村軒の[白きんつば]には、上等な豆を選ばれているのだなと思いながら口にしました。

開封すると、和菓子のほんわりおいしい香りがします。豆ときんつばの衣が一緒になった香り。鉄板の上で焼かれたときの香りがそのまま包み込まれているような‥‥

白小豆は、甘さをおさえた白い羊羹のよう。豆の粒を残しながら、四角い中に上品にまとまっています。白きんつば、余韻までおいしい!

こんな和菓子を1日1つ口にしていたら、性格がおだやかな人になれそうですね。(^^)

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

豆行事や催しなど

2024年 4月
« 3月   5月 »
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30      

Plofile

豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
Instagram

バックナンバー