豆は「しあわせ」のタネである

第10回「時をかけるあん」にて

行くなら午前中〜昼頃までに

毎年秋に、阪急うめだ本店で開催されている「時をかけるあん」の催事に行ってきました。

期間中、諸々の仕事と重なって、伺えたのは土曜日の17時頃。「展示内容と、あんの真田さんの商品をおさえておこう」と思いながらの出陣でした。

既にその時間は完売だらけ。例年、迷いながら購入するものを絞り込むのですが、6〜7割は「完売」表示がされていました💦

土曜日だし、夕方だし、人気の「あんこ」の祭典ですから、当然のこと。

来年からは気を引き締めて、開店時間を目指さねばと反省した次第。

目指した金沢の「あんの真田」さん商品2つと、どら焼き2つを買いました。

 

日本全国のどら焼を制覇せよ!

「どら焼き 47 都道府県」と題したチャートが掲示されていました。

京都の『和菓子いけだ』、大阪『御菓子司 一力本店』、滋賀『うばがもちや』、福岡の『筑紫菓匠 如水庵』など、ほんの数軒だけ知っている店も見つけたけど、時すでに遅し。知っている店も知らない店も「完売」だらけ。

どら焼きは、会場を歩き回って2個、気になる商品を入手しました。

フツウ、正気だったら買わないだろう、1個400円もするどら焼き。祭典の魔法とピーナッツクリームの引力・・・

生地もおいしかったし、ピーナッツバター(落花生バター)の風味が個性的でした。おいしい! 粒のこしのあんこも好きでした。落花生バターを味わいながら、ご存命であればおそらく、エルヴィス・プレスリーさんもお好きだろうなと思いました。

明治32年創業、千葉県成田市『米屋』さんのどら焼です。「うちは落花生で有名な店なんです」と、売り子のおばさまがおっしゃっていました。

 

そして、こちらは「ずんだのどら焼き」。ちゃ〜んと、ずんだクリームが挟まれていました。宮城県『榮太郎』さんの「なまどら焼」、ひとつ216円。

ふんわりした生地と、ほんのりずんだの香り。すいすい一気に消えてしまいました。おいしかったです!

 

真田さんのあんこ

豆の水野さんの「石川県応援」商品で一度、あんこを買ったことがあります。そのご縁と、石川県の豆・豆料理・豆菓子への興味で、真田さんを意識しています。

買ったのは、白餡と加賀棒茶の餡。

◎「しろあん」の原材料名:白生あん。国産の手亡豆かなぁ? 「てん菜糖使用」は書かれているけど、豆についての説明がないのが残念・・・ あんこ500gで540円ですし、北海道産とかの表示がされていないということは、国産の豆は無理かなぁ・・・

豆パンやスコーンに使ってみようと思います。

◎金澤あんスプレッド 加賀棒茶あん。150g入り 778円。パンに塗って、おいしそうです。

 

うれしいなぁ、あんこ。「時をかけるあん」の催事は10周年。前に豆類時報で取材させていただいたことがあるけど、オールどのあんこもバイヤーさんが実際に、味を確かめて出店交渉をされている逸品ばかり。

このような催事が10年も続けられていることを、心よりお祝い申し上げます。これからも永く続いていきますよう、私も通い続けます。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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