豆は「しあわせ」のタネである

長野県小谷村 徳武豆腐店の「田舎もめんとうふ」

2018.08.17

2件

徳武豆腐店のおとうふをいただきました

長野県北安曇郡小谷村、私にとって未踏の地。「おたりむら」と読むそうです。「緑と雪と温泉のふるさと 信州おたり」と村のホームページに載っています。スキー、サイクリング、トレッキングなどの案内も載っています。山と緑に囲まれたステキなところ、なのでしょう?

お盆に出かけた友人が、小谷村の有名なおとうふ屋さんのとうふを送ってくださいました。

届いてびっくり!

大きなとうふが、で〜んと入っていました。大事に大事に梱包され、新聞に包まれたとうふ。保冷剤の大きいのが3つも入っていました。緩衝材もいっぱい入っていました。

とうふが入る白い容器が2枚重ねになっていたのは、意図的だと思います。

田舎もめんとうふ。内容量 800g(標準)と書かれていました。

「標準? って、どういうこと?」と思って計量してみると‥‥

 目盛りは EEE!

標準800gは、容器込みで1kgを超えていました! デカイ!

もめんとうふ。どんな味?

 

田舎もめんとうふを食べてみました

純粋に、そのものの味を確かめました。

大きなとうふを端から切って、水切りをして味わいました。

山のとうふはカタイ? と思っていたら、ふっくらとした木綿らしいとうふでした。大豆のやわらかな味がします。加えて「このとうふには小谷村の水が8割以上も入っているんだな」と‥‥。

Hさん、ありがとうございます。徳武豆腐店の工場を見学し、作り手の話を聞いたとのこと。小谷村の景色の中で食べるとうふ、さぞや美味しかったでしょう(^^)

お醤油を垂らしてみると‥‥ もめんの隙間に沁みていきました。生しょうゆと田舎もめんとうふは、好相性。同じ大豆の加工品仲間です。しょうゆを含むことで、とうふの味が より広がりを持って感じられます。

次に、ちりめん山椒をかけて。はい、これも美味です。問題なく合う! ちりめんの塩分があるから、調味料を何もかけずこれだけで美味しいです。

 

とうふステーキとゴーヤチャンプル

田舎もめんとうふを味わって、思いついたのはとうふステーキとゴーヤチャンプルでした。

油をひいて、片面焼き。溶き卵を流して蓋をして、蒸し焼きに。途中で火を止め、余熱で焼き上げました。お醤油をはらりと回しかけ、糸かつおをたっぷりとフィッシュダンス。薬味(色味)にパセリをのせました。

もめんとうふは熱を吸収し、よりふっくら、ふんわりほんわり温かく、甘みが増したように感じました。「とうふは温かくして食べるほうが、おいしい」と、錦市場「近喜商店」の弟さんが言われていたのを思い出しました。

 

ゴーヤチャンプルー

むかし、沖縄料理店の吉崎さんから習ったように、かつお出汁を効かせて‥‥ とうふにかつおとごま油と醤油の味が移って、香ばしいおいしさ。とうふとふわふわ玉子が、ゴーヤの苦味をやわらげてくれています。

久々にゴーヤチャンプルを作ろうと思ったのは、徳武豆腐店のこの田舎もめんとうふのおかげです。

素材ありきで、イメージが湧いてくる料理。

良い素材を、ありがとうございました。ごちそうさまでした。

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コメント

    • 長谷川 嘉典
    • 2018年 8月 18日

    おはようございます。豆腐ステーキにゴーヤチャンプルー。今、朝食を食べたばかりですが、またお腹が減ってきました(笑)。お豆腐はそのまま食べても良し、温めても良し、それ自体を使っていろいろ料理もできる。作っている土地によっても味が変わるし、今更ながら奥の深さを知りました。

      • Nodoka
      • 2018年 8月 18日

      長谷川さま

      おはようございます。とうふもホント、奥が深いですね〜。
      今のところ、もっぱら京都のおとうふ屋さんを追いかけていますが、同じ京都でも様々なのが楽しいです。
      今日は新聞の連載が載る日。今日のおとうふ屋さんも、なかなかオススメです。
      いつも、ありがとうございます(^^)

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豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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