豆は「しあわせ」のタネである

JA鶴岡の「殿様の だだちゃ豆」

◎9月1日、えだ豆ワークショップを開催します。詳しくは、コチラ

「8月18日のブログのフォームから申込を送ったけど、返信が来ない」という方、お手数ですが上記より再度お申込みをお願い致します。

 

やっぱり、枝豆

久しぶりに八百一本館に行ったら、枝豆のコーナーに新潟県の「黒埼茶豆」と、山形県の「殿様のだだちゃ豆」、岐阜のえだまめが売られていました。見比べて手にしたのは、殿様のだだちゃ豆。黒埼茶豆は、殿様に比べて少し実が小さかったのです。

それにしても、安くなりました。黒埼茶豆は100円/g で、殿様は1袋が298円でした。

だだちゃ豆に「殿様の」と冠が付くのは、山形県鶴岡市で栽培された だだちゃ豆®だけとのこと。少し前に「マツコの知らない世界」に出演するにあたり、再度いろいろな枝豆を食べ比べしました。鶴岡の販売員さんと電話で話した際に、「殿様の」を強調されました。

2016年9月8日の豆なブログにも「殿様のだだちゃ豆」について書いています。

豆の袋には「期間限定品」とあります。この「期間」って、いつからいつ迄のことなのでしょう?

 

フレッシュの「殿様のだだちゃ豆」と香り成分

今年の6月、JA鶴岡さんから届いた冷凍の「殿様のだだちゃ豆」を試食しました。同じく冷凍の「丹波黒豆のえだまめ」「京丹波の黒豆枝豆」を試食した中で、殿様のだだちゃ豆は冷凍枝豆の中でダントツにおいしかったのです。ちゃんと、だだちゃ豆の香りがしたのです。

だから、期待してフレッシュの袋を開けました。

重さを量り忘れましたが、1袋が298円のだだちゃ豆です。1粒豆やキズ物も混じっていました。茶色いうぶ毛が、ゴシゴシ水洗いでけっこう取れました。

「殿様のだだちゃ豆」を、いつものように蒸し焼きに。

6分頃から、ほのかにだだちゃ豆の香りがしてきます。この香り成分は、アセチルピロリンということを、この前、鶴岡の生産者さんに電話で教わりました。調べてみたところ 2-acetyl-1-pyrroline(2AP)と表記されるようです。

 

「殿様のだだちゃ豆」を食べてみました

1莢目。あぁ、やっぱりおいしい。だだちゃ豆って、どうしてこんなにおいしいの。と思いながら食べていたら、中には少しボソボソしたようなのもありました。おいしさのピークを過ぎて、大豆に近づいているような感じのイメージです。

写真では、豆の表面をおおう薄皮が、茶色味をおびてきています。

八百一本館の298円は、伊勢丹で買った198円の枝豆と同じように、収穫後に日がたちすぎているのかも‥‥ だとすると、生産者さんはがっかりするはずです。だって「おいしい枝豆を届けたい」情熱をもって、枝豆を栽培されているのですから。

こんなこと、何もわからずに「枝豆、おいし〜い!」とパクパク食べていた頃のほうが、しあわせだったかなぁ?

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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